吉田羊、コロナ禍乗り越え『コールドケース3』撮了 「私にとってはホーム」
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WOWOW開局30 周年記念作品『連続ドラマW コールドケース3 ~真実の扉~』の完成報告会見が11月28日、都内で行われ、主演を務める吉田羊(石川百合役)をはじめ、永山絢斗(高木信次郎役)、滝藤賢一(立川大輔役)、光石研(金子徹役)、三浦友和(本木秀俊役)、波多野貴文監督が出席。新型コロナウイルス感染拡大により中断された期間を含め、約半年に及んだ撮影を振り返り、本作への強い手応えと意気込みを語った。
米CBSで放送され、世界的人気を博したサスペンスドラマ『コールドケース』の日本版で、2016年、2018年のシリーズ放送に続く待望の第3弾。事件が発生した過去と再捜査が進められる現在を交錯させながら、クールな女性刑事・石川百合ら神奈川県警捜査一課のメンバーが、数々の未解決凶悪犯罪、通称“コールドケース”をひもといていく。
吉田は「主役はあくまでゲストの皆さんで、私たちは彼らの思いをすくいあげるのが仕事」だと捜査一課の存在意義を語り、「この5年間で築き上げたチームワークと絆が、より進化、成熟した。シーズン1からスタッフの皆さんもほとんど変わりませんし、チーム一丸で世界観を作りあげた」と強い手応え。撮影の休止中も「この作品の生命力を信じていたので、コロナ禍でも撮り切るだろうと信じて疑わなかったし、このチームだからこそ乗り越えられた」といい、「私にとってはホーム。ここに帰ってくるとホッとする。今回も皆さんの期待を裏切らない作品になったと自負しております」と誇らしげだった。
「自粛中は先が見えず、久しぶりの芝居にも不安もあった」と振り返る永山は、「でも、(自粛明けの撮影が)この作品で良かった。皆さんにお会いできると、ニタニタしてしまう」と吉田同様、チームに全幅の信頼。ただ、司会者から「もうWOWOWには加入いただきましたか?」と問われると「えーっと、それがまだ“未解決”です」と苦笑しきりだった。
滝藤は自身が演じる立川をフィーチャーする第8話の撮影目前で、自粛期間に突入してしまい「気合いが入っていたので、めちゃくちゃふてくされていた(笑)」。それでも「立川にとって、胸を打つドラマチックなエピソードがようやく撮れてうれしかった。すばらしい回です」と自信のコメント。光石は自粛明けの現場について「まるで何事もなかったように、淡々と粛々と『さあ、始めましょう』という感じで、すごくカッコ良く、プロフェッショナルな感じだった」とスタッフに敬意を示した。
三浦は「久しぶりに皆さんに会って、本当はハグしたかった」と回想。波多野監督は「吉田さんもおっしゃっていたが、もはやホームみたいな現場で、自然に入ることができた」と話していた。
WOWOW『連続ドラマW コールドケース3 ~真実の扉~』
12月5日(土)スタート(全10話、第1話無料放送)
毎週土曜夜10時よりWOWOWプライムにて放送
※過去シリーズ一挙放送
『連続ドラマW コールドケース ~真実の扉~』
12月1日(火)、2日(水)順次放送
『連続ドラマW コールドケース2 ~真実の扉~』
12月3日(木)、4日(金)順次放送
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