「ダブルドライブ」藤田玲が「僕の観たかった佐藤流司がバッチリ映ってる」と太鼓判
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「ダブルドライブ ~龍の絆~」初日舞台挨拶の様子。左から木崎ゆりあ、佐藤流司、藤田玲、脇知弘。
「ダブルドライブ ~龍の絆~」の初日舞台挨拶が本日9月22日に東京・シネマート新宿で行われ、キャストの佐藤流司、藤田玲、木崎ゆりあ、脇知弘が登壇した。
「ガチバン」「闇金ドッグス」シリーズの製作陣が贈る本作は、2017年公開作「ボーダーライン」の続編。「ダブルドライブ ~龍の絆~」では、佐藤演じる五十嵐純也を主人公に物語が展開していく。木崎がDVに苦しむヒロイン・彦野亜梨紗、脇が亜梨紗を苦しめる住職の利樹を演じた。世界観を共有する「ダブルドライブ ~狼の掟~」で主演を務めた藤田は引き続き、純也の相棒となる少年院上がりの我妻アベルに扮している。
単独主演作だが「ダブル主演ですよね?」と勘違いする佐藤を、「『龍』の主役はあなただよ」と諭す藤田。佐藤は気を取り直し「主役っていう立場を非常に重く受け止めました。責任、柔和、友好……気合い十分で臨みました」と鼻息を荒くしながら真面目に語り出すが、客席からは笑いが。先ほど行われた舞台挨拶と真逆のことを話していたそうで、「さっきと言ってること全然違う」と周囲からツッコまれる一幕も見られた。
佐藤が藤田との共演について「アベルって難しい役なんです。俺が自由なことをしても全部対応してくれる」と話すと、横の藤田は満面の笑みでグッドサイン。一方の藤田は「アベルはドッシリ構える役。逆に軽快な部分は純也に任せっぱなしでした。実は僕から、この映画に流司に出てもらいたいと話したんです。僕の観たかった流司が最後にバッチリ映ってる。それを観た瞬間に『やったったぜ!』と思いました」と明かした。
佐藤はバンド・The Brow Beatのフロントマンとして主題歌「OVER」も手がけている。同曲の制作過程を聞かれると「いや、なんか降りてきて」と一言で説明し周囲を戸惑わせる。「どんなシチュエーションで降りてきたの?」という藤田の質問に、「わかんないすけどマンガ読んでるときですかね」と答える佐藤。「OVER」というタイトルについては「限界なんですよ。自分の歌唱力のポテンシャルを超えちゃってる曲。歌詞も限界を超えてこうぜって内容です」と語った。同曲は本日9月22日から配信が開始され、iTunesのロックカテゴリーで見事1位を獲得している。
最後に藤田は「純也が奔走してるのを観てるのが楽しかった。いい意味でわかりやすい、いろんな人が楽しめるファミリー映画です。ぜひ楽しんでください」とコメント。佐藤が「純也の魅力あふれる映画。純也がカッコいいなと純粋に思えると思います」と述べてイベントを締めくくった。
元木隆史が監督を務めた「ダブルドライブ ~龍の絆~」はシネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋で公開中。
※木崎ゆりあの崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
(c)2018「ダブルドライブ ~狼の掟&龍の絆~」製作委員会