リム・カーワイの新作「いつか、どこかで」公開決定、バルカン半島を旅する女性描く
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「いつか、どこかで」ビジュアル
「マジック&ロス」「新世界の夜明け」などで知られるリム・カーワイの新作「いつか、どこかで」が2021年1月2日より大阪のシネ・ヌーヴォ、1月23日より東京の池袋シネマ・ロサで公開される。
本作はシネマドリフター(映画流れ者)を自称するリム・カーワイが、旅をしながら映画を制作するバルカン半島3部作の2作目。2018年に公開された1作目「どこでもない、ここしかない」では、バルカン半島のスロベニアと北マケドニアに暮らすトルコ系マイノリティの社会と日常を描いた。
「いつか、どこかで」は、アジア人女性のバックパッカーを主役に据えたロードムービーだ。悲しい過去を背負う主人公アデラを演じるのは、ミスマカオに選ばれた経験もあるアデラ・ソー。モンテネグロ、クロアチア、セルビアを訪れる彼女が、自分の生まれた国とは異なる歴史や文化の中で非日常的な出会いやささやかな冒険を重ねていくさまを描く。リム・カーワイは「どこでもない、ここしかない」と同様に脚本を用意せず、現地の人々と即興的に作り上げた。
YouTubeでは予告編が公開中だ。12月28日には東京・ユーロライブでトークイベント付きの先行上映を実施。リム・カーワイが登壇し、アデラ・ソーとオンラインでトークを行う。
「いつか、どこかで」トークイベント付き特別先行上映
2020年12月28日(月)10:15~ 東京都 ユーロライブ
<登壇者>
リム・カーワイ / アデラ・ソー(オンライン)