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ポルノグラフィティが“ひとりじゃできないこと”は「ケンカ」と「デビュー20周年」

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左からポルノグラフィティの新藤晴一、岡野昭仁。

映画「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」の完成披露試写会が本日7月1日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで行われ、主題歌を手がけたポルノグラフィティや声優として出演した中川翔子らが登壇した。

サトシ役の松本梨香によるサトシの決めゼリフ「ポケモンゲットだぜ!」の掛け声でイベントはスタート。野沢雅子、山寺宏一、川栄李奈、濱田岳ら登壇者たちは口々に映画への思いを語り、12年連続で劇場版シリーズに参加している中川は映画の見どころを「命のきらめき、尊さと、そして大切な人と観るとより絆が深まる。大人の皆さんには思い出がきらめいて、ちびっ子のみんなはワクワク夢が広がって」と熱弁した。

ポルノグラフィティの岡野昭仁(Vo)は、「本当に素敵な、感動できる作品に携わることができて光栄です。必ず皆さん観たあとはこの映画がお気に入りになると思いますので、僕らの曲も少しだけでも気に入っていただけたらうれしいです」とコメント。新藤晴一(G)は監督と打ち合わせを念入りに重ねたエピソードを明かし、「その熱さにこの人がピカチュウなんじゃないかなって思うくらいの熱さで。その熱意を受け取って主題歌に取り組んだつもりです。映画のどこかで流れるので、僕たちの曲も聴いていただけたら」と述べた。そして主題歌「ブレス」について岡野は「さわやかな曲が僕たちあまりないので、ここはさわやかな曲を書こうと思ってがんばりました」と楽曲の制作背景を説明した。

イベントでは本作のテーマにちなみ、登壇陣それぞれが「ひとりじゃできないこと」を明かすコーナーも。現役中学生の芦田愛菜は「青春」を挙げ、自身の誕生日にクラスメイトたちがサプライズでお祝いをしてくれた思い出を披露。「私、今“ザ・青春”してる!って思いました」と登壇者たちを感嘆させた。新藤は「ケンカ」を挙げ、「ケンカをしてくれる相手が目の前にいてくれることが大切なことなのかなと思いますし、ポケモンのバトルはケンカではないですけど、相手がいないと成立しないので、これも1人ではできないことではないかなと思います!」と発言し、拍手喝采を浴びる。この言葉に山寺宏一が「お二人はケンカをすることはあるんですか?」と問いかけると、新藤が「ありませんね。冷戦です」と断言して観客の笑いを誘っていた。

そして岡野は「ポルノグラフィティデビュー20周年」が「ひとりじゃできないこと」であると明かし、「改めて考えると僕1人ではできない。メンバーがいないとできないし、スタッフがいないとできないし、そしてその先にはファンの方々がいてこの20周年は成り立つんだなって。数字の大きさで感じることができて本当にありがたいなと思っております」と真剣な表情で語った。

最後に「“ひとりじゃできないこと”はコミュニケーション」と切り出した監督の矢嶋哲生は「僕も20年前にゲームを初めて触ったときはおばあちゃんと一緒にやってました。学校から帰ってくるとレベルが10ぐらい上がってたり(笑)。ポケモンがおばあちゃんとの関係をつないでくれました。この映画が皆さんのコミュニケーションの架け橋になってくれたらうれしいです」と締めくくりイベントは幕を閉じた。

「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」は7月13日より全国の映画館で公開される。

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