生死がグレーな世界で矛盾を描く、ONEOR8「グレーのこと」2021年版が上演
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ONEOR8「『グレーのこと』-2021ver.-」チラシ表
ONEOR8「『グレーのこと』-2021ver.-」が1月16日から24日まで、東京のザ・スズナリで上演される。
本作は、2017年に東京・浅草九劇で初演された「グレーのこと」を、作・演出の田村孝裕が加筆修正した2021年版。劇中では、死後の世界を舞台に、とある事件を起こした金子翠についての議論が展開する。現世とあの世の間にあるグレーな世界で白黒付かない話し合いが続き……。
今回は金子翠役の羽田美智子をはじめ、恩田隆一、冨田直美、伊藤俊輔、山口森広、関口敦史、松本亮、長尾純子、山野史人、阿知波悟美のオリジナルキャストが集結。田村は「三密そのものが演劇である以上、我々のような小劇団には死活問題です。そんな今だからこそ、矛盾を描いた『グレーのこと』を上演するに至りました」と再演の経緯を語った。また、本公演では配信も予定されている。詳細は劇団の公式サイトやSNSで確認しよう。東京公演のチケットは12月13日10:00に発売開始。
なお、東京公演終了後、1月27日に北海道・北見芸術文化ホール 中ホール、29日に北海道・幕別町百年記念ホール、31日に北海道・だて歴史の杜カルチャーセンター 大ホール、2月2日に北海道・あさひサンライズホール、4日に茨城・水戸芸術館 ACM劇場でも上演される予定だ。
田村孝裕コメント
演劇は今、新しい生活様式の中で大きな矛盾に直面しています。
三密そのものが演劇である以上、我々のような小劇団には死活問題です。そんな今だからこそ、矛盾を描いた「グレーのこと」を上演するに至りました。
主人公の金子翠本人ですら判別できない矛盾した気持ち。
何が正解で、何が正しいかもわからない中、彼女は次の道を選択します。その選択をぜひ、劇場や配信で目撃してください。
「グレーのこと」は再演ではありますが、加筆修正を加えて「2021ver.」としてお送り致します。
ONEOR8「『グレーのこと』-2021ver.-」
2021年1月16日(土)~24日(日)
東京都 ザ・スズナリ
2021年1月27日(水)
北海道 北見芸術文化ホール 中ホール
2021年1月29日(金)
北海道 幕別町百年記念ホール
2021年1月31日(日)
北海道 だて歴史の杜カルチャーセンター 大ホール
2021年2月2日(火)
北海道 あさひサンライズホール
2021年2月4日(木)
茨城県 水戸芸術館 ACM劇場
作・演出:田村孝裕
出演:恩田隆一、冨田直美、伊藤俊輔、山口森広、関口敦史、松本亮、長尾純子 / 山野史人、阿知波悟美、羽田美智子