仏写真家ウジェーヌ・アジェ『シュルレアリスム』展 「古きパリ」を写す
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ウジェーヌ・アジェ『9725.Rue Saint sauveur』 ©Eugène Atget / M84
ウジェーヌ・アジェの写真展『シュルレアリスム』が、9月24日から東京・銀座のArt Gallery M84で開催される。
1857年にフランスで生まれたウジェーヌ・アジェ。画家への道を断念した後に職業写真家を志し、41歳の時から30年間で約8000枚の写真を残した。20世紀前後のパリの建築物や室内家具など「古きパリ」のイメージを写し、パリの記録として図書館や博物館に収蔵。またマン・レイとの出会いを機にアジェの作家性に光が当たり始め、死後はアメリカでもその芸術性が広まり、「近代写真の父」と称されるまでに評価が高まった。
今回の作品展では、ウジェーヌ・アジェが自らプリントしたビンテージ作品10点と、フランス国家が管理しているガラス乾板からプリントした作品などを含む約35点を展示する。展示作品は購入可能。