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ジブリ広報部長が「ロング・ウェイ・ノース」の魅力語る「プレゼントにもぴったり」

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「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」

「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」のBlu-ray / DVDが本日12月2日に発売。これを記念し、スタジオジブリ広報部長・西岡純一のインタビューコメントが到着した。

レミ・シャイエが監督を務めた本作は、フランスとデンマークの合作アニメーション。ロシア・サンクトペテルブルクに暮らす貴族の子女サーシャが、北極航路の探検に出たきり帰ってこない祖父の汚名をそそぐべく、“地球のてっぺん”を目指すさまが描かれる。アヌシー国際アニメーション映画祭2015で観客賞、東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)2016でグランプリを受賞。また高畑勲が称賛したことでも知られている。

本作の日本公開が決まる前に、東京のアンスティチュ・フランセ東京で実施された上映会で「(本作を)なぜ日本で劇場公開しないのか?」と語っていた高畑。この言葉が後押しになり、三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーの作品として本ソフトの発売が決定した。

スタジオジブリのテーマは宮崎駿や高畑の思想にもとづいており、“子供たちにとって優良なアニメーションであり、子供から大人まで楽しめること”だという。西岡は「三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーのラインナップに加える作品も、その軸がぶれないようにしている。このままでは世の中に忘れられてしまう作品や、もっとたくさんの人に観てほしいと思う作品に、スタジオジブリの名を冠することで少しでも注目してもらいたい」と語る。

さらに西岡は、ライブラリーのラインナップに加えるポイントを「大前提として、コマの運び方、ストーリー、テンポ、観ていて好きになり応援したくなるような“好感度を上げるキャラクター”がいること、面白いと思える要素がそろっていること、また観ていて飽きない作品」と説明。「名作と呼ばれているものに共通するのは、いつまでも色あせないということですね」と話した。

居酒屋の女主人オルガのもとでサーシャが成長していくシーンが好きだという西岡。「北極圏に近づいていくときの雪と風のブリザードのシーンは、実際に寒さを感じさせるほど。このようなシーンでの表現力は、レミ・シャイエ監督ならではのこだわりや観察力が素晴らしいですね」と絶賛し、「画がとてもきれいなので、絵本が好きな人に観てもらえたら。あとは、ヨーロッパで作られているようなアート系のアニメーションに興味がある人は、この作品から観るのがお勧めです」とアピールする。また「暖かいこたつに入って観るのはどうでしょうか。クリスマスプレゼントにもぴったりですね」と付け加えた。

なお本作のデジタル配信も本日開始。

(c)2015 SACREBLEU PRODUCTIONS / MAYBE MOVIES / 2 MINUTES / FRANCE 3 CINEMA / NORLUM