「ポケモン」山寺宏一は21作連続「なんちゃってゲスト声優」、おーはー披露
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「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」完成披露試写会の様子。
テレビアニメ「ポケットモンスター」の劇場版シリーズ第21弾「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」の完成披露試写会が本日7月1日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで行われた。
伝説のポケモン・ルギアにまつわる言い伝えが残る街・フウラシティを舞台にした本作。この日のイベントにはフウラシティ市長の娘ラルゴ役の芦田愛菜、ポケモン初心者の女子高生リサ役の川栄李奈、気弱なポケモン研究家・トリト役の濱田岳、ポケモンを毛嫌いする変わり者のおばあさん・ヒスイ役の野沢雅子、リサの弟リク役の中川翔子、ラルゴの父で市長・オリバーと幻のポケモン・ゼラオラ役の山寺宏一、サトシ役の松本梨香、監督を務めた矢嶋哲生、主題歌を手がけたポルノグラフィティが出席した。
松本によるサトシの決めゼリフ「ポケモンゲットだぜ!」の掛け声からイベントはスタート。小さい頃からポケモンが身近な存在だったという芦田は「映画の中でラルゴが生きているのは、自分の分身が映画に入ったようでうれしいです」と笑顔を見せる。本作から「元気をもらった」と力強く述べる川栄は「明日から学校や仕事をがんばろうと背中を押してもらえる作品です」とアピール。小学生の頃にポケモンのゲームが発売され「どっぷりハマった世代」という濱田は「ポケモンの世界に参加できるだけで鳥肌が立ちます。今は幸せな気持ちでいっぱいです」と感慨を述べた。
野沢は役名がヒスイと聞き「いい名前。いよいよ美女を演じられる」と勘違いしたことを告白し「絵を見たらやっぱりね。おばあさん……」と肩を落とす。映画には自然体で参加できたという野沢に、MCが「野沢さんそのものが観られると言っても過言ではないですよね」と振ると、「そうですね。(キャラクターは)おばあさんですから」と笑いを誘う。松本はすかさず「そんなことない! 昔から全然変わらないですから」と否定し、山寺も「野沢さんには年齢ないですからね」と同意した。
12年連続で劇場版シリーズに参加している中川は「ポケちわー!」と会場を盛り上げ、映画の見どころを「命のきらめき、尊さと、そして大切な人と観るとより絆が深まる。大人の皆さんには思い出がきらめいて、ちびっ子のみんなはワクワク夢が広がって」と語る。21作連続、“ゲスト声優”として劇場版に参加している山寺は「なんちゃってゲスト声優の山ちゃんでーす」と挨拶。2016年でレギュラー出演していた「おはスタ」を卒業したが、「高学年のみんなはまだ覚えてくれてるかな? おーはー!」と定番の挨拶も披露し、会場の子供たちは大喜びだった。またポルノグラフィティの岡野昭仁は主題歌「ブレス」について、「映画を観終わったあと、皆さんの背中をひと押しできるようなさわやかな風が吹くと思います」とコメントした。
イベントでは本作のテーマにちなみ、登壇陣それぞれが「ひとりじゃできないこと」を明かす場面も。「乾杯」「ご飯」「バーベキュー」など食べ物に関する答えが多い中、現役中学生の芦田は「青春」を挙げる。誕生日の際には、放課後にクラスメイトから祝福を受けたエピソードも披露した。最後に「“ひとりじゃできないこと”はコミュニケーション」と切り出した矢嶋は「僕も20年前にゲームを初めて触ったときはおばあちゃんと一緒にやってました。学校から帰ってくるとレベルが10ぐらい上がってたり(笑)。ポケモンがおばあちゃんとの関係をつないでくれました。この映画が皆さんのコミュニケーションの架け橋になってくれたらうれしいです」と締めくくり、イベントは幕を閉じた。
劇場版第1作から第20作まで監督を務めた湯山邦彦がアニメーションスーパーバイザーとして参加した「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」は、7月13日より全国でロードショー。
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