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ジャニーズWEST 重岡大毅、魅力あふれるラジオのソロトーク グループの象徴ともいえる“温かく前向きな生き様”

音楽

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リアルサウンド

 ジャニーズWESTが2021年1月13日にリリースする新曲「週刊うまくいく曜日」が、ラジオ『ジャニーズWEST もぎたて関ジュース』(ラジオ関西)11月29日放送回にてオンエアされた。サンボマスターの山口隆が書き下ろした本作は、メンバーの桐山照史が主演を務める1月ドラマ『ゲキカラドウ』(テレビ東京)主題歌にも採用されており、“明日はまた素晴らしく笑える気がする”というジャニーズWESTらしいポジティブな気持ちをくれる1曲となっている。

 いろいろあった2020年。世の中が止まり、エンタメの在り方が問われ、誰もが沈む気持ちに必死に抗ってきた。そんなご時世にも関わらず、ジャニーズWESTが持つ前向きさはちっとも変わることなく、私たちの心を温め続けてくれた。いつだって笑顔のきっかけをくれるジャニーズWEST。そのセンターに立つ重岡大毅の生き様は、まさにグループの象徴とも言えそうだ。11月8日〜29日と4週に渡って『ジャニーズWEST もぎたて関ジュース』で披露した重岡のソロトークから、今を前向きに生きるヒントを探ってみたい。

「何かしら面白いこと見つけるの得意やからさ」

 バラエティ番組『パパジャニWEST』(TBS系)で、子どもたちの心を掴んでいる姿が印象的な重岡。リスナーから子どもたちと接するコツについて聞かれると「適当よ!(子どもと)レベルが合うんやろうな」と実にあっけらかんとした答えが飛び出す。そして「いまだに公園とか行ってもうまいこと時間をつぶせるタイプやと思うし、何かしら面白いこと見つけるの得意やからさ!」とも。

 これが、なかなかできそうでできないのが現代人だ。私たちは、面白いことが自然と舞い込んでくる便利な世の中に慣れすぎていたのかもしれないとハッとさせられる。その点、重岡はいつも自分から面白いを仕掛ける側にいた。かつてはメンバーを驚かせるイタズラグッズを常備していた重岡。最近は、バッグの中にいつも鉛筆とメモ帳をしのばせているという。やりたいと思ったことをすぐに実践できる環境を整えておくことは、ワクワクした毎日への近道だ。ちなみに、最近はメンバーといるときには「しげの呼吸、壱ノ型、いかり肩!」と人気マンガ『鬼滅の刃』の呼吸法をもじってふざけあうのが流行っているそう。思いついた“面白い”を臆さず言葉に出していく空気を作っていくことも、日常を楽しむ秘訣だろう。

「すごいわーホンマ、みんな頑張ってんなー」

 重岡のトークを聞いていて気づいたことがある。それは実に多くの人が登場すること。そして、よくイジり、よく褒めるのだ。『オールスター感謝祭』(TBS系)で優勝した神山智洋について「神ちゃんすごいよね、今までそんなイメージなかったんやけど。運だけじゃない、神ちゃんの普段の生き方が引っかかった気がするのよね」と心底リスペクトが伝わってくるコメントをしたかと思えば、「(クイズとか得意なのは中間)淳太とかのイメージあるやんか、アイツ! アイツの(笑)!」「濵ちゃん(濵田崇裕)がね、乾燥かな。ずっと足首ボリボリボリボリかいとった」「照史もボリボリ(笑)」とお約束の年上イジりを披露。
また、メンバーのみならず『24時間テレビ』(日本テレビ系)の話題になればV6の井ノ原快彦を「柔の達人。全部支えてくれる」と絶賛し、ダンスの話題になればSnow Manの岩本照に「(振り付けは)ストーリーを設定してやっていくんだって」と天才肌だと語る。さらには、トウモロコシの芯ごと食べるスタッフのことも嬉しそうに話していた。尊敬していると言えることも、愛あるイジりができるのも、いつもそばにいる一人ひとりを見ているからこそ。そんな大好きな人たちが頑張っているのを「すごい」と言える素直さが、「自分も頑張ろう」の導火線に火を点けるものだ。重岡が一つひとつの仕事に全力で取り組めるのは、それだけ周りの人の良さを見つめているからかもしれない。

「やってんなー」

 2020年のジャニーズWEST内での流行語を聞かれた重岡は「やってんなー」を挙げていた。これはある種のツッコミ言葉で、そう言うことでちょっとはみ出してしまった言動も笑いに変えることができる。これがよく聞こえてくるということは、それだけ重岡も「やってる」のだろう。実際に、この4週のソロトークでもその片鱗が見えて微笑ましいかぎりだった。初回のオープニングから「チューーー……ッパ!」と何やら吸い込む音が聞こえ「アイスコーヒー飲んでる。ごめんなさいね、すみません!」と謝罪。こっそりとノドを潤すのではなく思いっきり味わっていくスタイルの重岡に笑うしかない。

 他にも、最近スタートした『中華名菜』のCM裏話として、中華鍋の取っ手について話し始めたにも関わらず「忘れた!」とケラケラ笑う。魚が食べたいと言いながら「やらんけどな!」と話の風呂敷をしまい、歯ブラシの持ち方について説明しようと頑張るのだが「わかって!」とあえなく降参してしまう。ほかにも縄跳びをしながら右足をグネってしまった話や、末端冷え性で厚めの靴下を愛用している話など、カッコつかない面も話していく。

 そのスタンスに「ジャニーズアイドルグループのセンターらしくないセンター」と言われたこともあった。だが、それこそが重岡ならではの魅力を築いたと言っても過言ではない。「やってんなー」と笑えることは、それだけ愛されている証でもある。恥ずかしい失敗をしても、思い通りにいかなくて悔しい思いをしたとしても、お互いに「やってんなー」と受け入れられること。それを中心にいる重岡自身が率先して見せていくことで、いつも温かく前向きなジャニーズWESTというグループ人格を形成し続けているのではないだろうか。

 自分を飾り立てず周囲へのラブとリスペクトに満ちた、重岡の生き方を取り入れることができたら、「週刊うまくいく曜日」の歌詞にある通り「明日からきっと素晴らしく笑える気がする」。「必ず 光が射すよ」と歌ってくれるこの曲を、2021年のテーマソングにして、笑顔のリレーをつないでいこうではないか。