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日向坂46 佐々木美玲、『あざとくて何が悪いの?』で持ち前の表現力発揮 再現ドラマでみせた“天然の可愛さ”

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リアルサウンド

 日向坂46の佐々木美玲(以下、美玲)が、11月28日放送の『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日)の再現ドラマに登場。その“あざとエンターテイナー”ぶりは番組出演者に絶賛され、美玲の魅力が引き出されるような内容となっていた。そこで今回は、同番組を振り返りながら、美玲の“あざと可愛さ”や表現力に触れてみたい。

 『あざとくて何が悪いの?』は、山里亮太、田中みな実、テレビ朝日アナウンサーの弘中綾香が、再現ドラマを基に”あざとさ”について語り尽くす番組だ。一方、美玲は1stアルバム『ひなたざか』のリード曲である「アザトカワイイ」でセンターを担当。どちらも“あざとさ”をテーマにした内容で、かつ、番組は10月スタート、アルバムリリースは9月リリースと近かっただけに、日向坂46メンバーの番組出演がファンの間で期待されていた。

 美玲と言えば、柔らかな雰囲気と天然の可愛さが魅力だ。とある番組のアンケートで、メンバーの嫌なところを書かなければならなくなった際には、嫌なところがないから書けなくて困るといったエピソードも。とにかく根っから優しい人柄なのだ。美玲が男女問わず愛される由縁は、そうした天然な柔らかさ/可愛さにある。だからこそ、同番組にも日向坂46メンバーの中でも真っ先に選ばれたに違いない。

 また美玲は表現力も優れたメンバーとして知られている。『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)の企画でぶりっ子を演じた際に、「あたちはー」と体を左右に揺らしてみせる“THE・ぶりっ子”を顔を赤くて照れながら演じていたのが印象的だが、ライブやドラマなどパフォーマンスとしてスイッチが入った時には一気に持ち前のヒロイン性を発揮させる。作品に溶け込み格好良さを見せていくところが、表現者としての特異な才能だろう。

 そうした人柄や表現力が『あざとくて何が悪いの?』でも発揮されていた。美玲が登場した再現ドラマは、大学のゼミ仲間とのクリスマスパーティーという設定。兵庫県出身の20歳という役どころは美玲そのものだ。体のラインがほんのり出るニットと萌え袖姿、そして関西弁でまず視聴者を魅了していく。さっきまでお母さんと電話していたという親子の仲の良さや、テーブルを動かす時に「よっこらせ」とオバサンのように言う姿というツッコまれいじられるキャラクター、そしてサプライズの誕生日ケーキに嬉し泣きをして感謝を表現する姿も、全て美玲の姿とも重なる。かなり美玲に寄せた役どころだが、番組のテーマである“あざとさ”もしっかり意識された演技がなされているところはさすがだ。

 この再現ドラマをみたスタジオメンバーは「良い子!」と大絶賛。田中みな実は「綾瀬はるかさん的な癒やしと天然な感じで、男女ともに愛される」と解説していた。実は、美玲は『ひなあい』の成人企画で、綾瀬が演じたドラマ『ホタルノヒカリ』の干物女の格好をしたりするなど綾瀬をリスペクトしている。今回“綾瀬的”と言及されたことは今後の活動に大きな影響を与えるかもしれない。また、美玲の役どころに対して、男女問わず全員にあざとい面をみせていたことから”あざとエンターテイナー”と結論づけられていたが、こうしたあざとさはアイドルが目指すべき姿なのかもしれない。

「あざとくて何が悪いの?」YouTube限定オリジナルダンス!!〜佐々木美玲編〜

 番組の公式チャンネルでのYouTube限定のダンスでは、ゆるふわなダンスに合わせて、手招きをしたり、愛らしい笑顔を見せるなど、ドラマでは感じなかった表情作りがされていた。普段は天然の可愛さが魅力の美玲だが、“あざと可愛さ”を最大限に活かした演出となると、“日向坂46”としてではなく“non-no専属モデル”としての佐々木美玲も感じられる。

 美玲はダンススキルも持ち合わせており、緩いダンスだけでなくキレのあるダンスも踊れるメンバーでもある。さらに日向坂46の前身グループであるけやき坂46時代の楽曲「期待していない自分」では、センターとして圧倒的存在感でインパクトを残していた。柔らかな雰囲気とは裏腹に様々な側面をみせる美玲。彼女の表現力は未だ計り知れない。