役所広司の主演作「峠 最後のサムライ」主題歌は石川さゆり
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左から阿木燿子、石川さゆり、加古隆、小泉堯史。
「峠 最後のサムライ」の主題歌が、石川さゆりの歌う「何処(いずこ)へ」に決定した。
司馬遼太郎の「峠」を原作とする本作は、幕末の風雲児と呼ばれた越後長岡藩家老・河井継之助の姿を描く歴史ドラマ。役所広司が継之助に扮し、松たか子、香川京子、田中泯、永山絢斗、芳根京子、坂東龍汰、榎木孝明、渡辺大、AKIRA(EXILE / EXILE THE SECOND)、東出昌大、佐々木蔵之介、井川比佐志、山本學、吉岡秀隆、仲代達矢も出演に名を連ねる。小泉堯史が監督を務めた。
「何処へ」を作曲したのは、小泉の監督作「阿弥陀堂だより」「蜩ノ記(ひぐらしのき)」などで日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞した加古隆。彼が手がけた本作のメインテーマ曲が、主題歌のベースとなっている。また石川と数多くコラボしてきた阿木燿子が、作詞を担当。詞の中では、継之助の妻・おすがの目線で、本作の“その後”の世界がつづられる。
この発表にあたり石川は「『映画』らしいスケール感溢れる曲で、阿木燿子さんによる詞も、映画の登場人物たちの様々な想いを魅力的に表現されていて、私たち日本人の心に響く一曲が完成しました」とコメントした。なお「何処へ」は、石川の両A面シングルとして1月27日にリリースされる。
「峠 最後のサムライ」は6月18日より全国でロードショー。
※司馬遼太郎の遼は2点しんにょうが正式表記
石川さゆり コメント
今回、加古隆さんが作曲を手がけられた楽曲を歌わせて頂きました。「映画」らしいスケール感溢れる曲で、阿木燿子さんによる詞も、映画の登場人物たちの様々な想いを魅力的に表現されていて、私たち日本人の心に響く一曲が完成しました。
コロナ禍にある今、決して失くしてはいけない人の心の在り方や、自分にとっての大事なものに寄り添っていくことなど、色々なことを考えさせられるタイミングにあるかと思います。そんな状況下だからこそ、「自分の心でしっかり感じ、考え、どう生きるか」ということを、是非本作を通じて今を生きるみなさんに感じて頂けたら嬉しいです。
そして、主題歌である「何処へ」が、映画をご覧になられる観客のみなさんの心と、映画の作り手たち―スタッフやキャストとの心を繋ぐことができたら、歌い手としてとても幸せに思います。
(c)2020『峠 最後のサムライ』製作委員会