ムーミン生んだトーベ・ヤンソンの半生描く「Tove」来年秋に公開
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「Tove(原題)」フィンランド版アートワーク
ムーミンの生みの親であるフィンランド人作家トーベ・ヤンソンの半生を描いた映画「Tove(原題)」が、2021年秋に東京・新宿武蔵野館、Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開される。
物語の幕が上がるのは1944年のヘルシンキ。トーベ・ヤンソンは戦火の中で自分を慰めるようにムーミンの世界を作り上げ、爆風で窓が吹き飛んだアトリエで暮らし始める。その型破りな生活は彫刻家である父の厳格な教えとは相容れず、彼女の表現と美術界の潮流の間にはズレが生じていた。それでもトーベは目まぐるしいパーティや恋愛を経て、ムーミンとともに成長していく。
トーベを演じたのは、「劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」に声優として参加したアルマ・ポウスティ。「僕はラスト・カウボーイ」のザイダ・バリルートが監督を務めた。なお本作は、4月に開催予定である第93回アカデミー賞の国際長編映画賞部門フィンランド代表に選出されている。
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