吉祥寺シアターに公園出現!かえるP「PAP PA-LA PARK」が“開園”
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吉祥寺ダンス LAB. vol.3「PAP PA-LA PARK / ぱっぱらぱーく」より。(撮影:金子愛帆)
吉祥寺ダンス LAB. vol.3「PAP PA-LA PARK / ぱっぱらぱーく」が、本日12月4日に東京・吉祥寺シアターで開幕する。
大園康司と橋本規靖によるかえるPは、ダンスの根源を探ることをテーマに作品を発表しているダンスユニット。吉祥寺シアターのオリジナルダンス企画「吉祥寺ダンス LAB.」の第3弾となる「PAP PA-LA PARK / ぱっぱらぱーく」では、環境や生活が大きく変わった今年、人々がさまざまな変化に直面していることに着目し、“変化”をテーマとした作品が展開する。
「もしも吉祥寺シアターが公園だったら」をコンセプトに掲げ、客席を取り払った劇場空間に公園が出現。“開園時間”は2時間で、そのうちダンスの上演時間は約45分となっている。観客はダンス上演前後に、その場を思い思いに体験し、滞在することが可能だ。
開幕に際し、かえるPは「あなたにとって公園とは、劇場とはどのような場所ですか?」と観客に問いかけ、「『集まること』が制限された今年、この2つの場所の環境と営み、そこから生まれる風景と時間を考えてみることが、これからダンスが続いていくためにとても大事なことなのではないかと思っています。ぜひ今日のこの空間と時間とダンスを眺めながら、自分の生活の中の公園と劇場に思いを馳せていただければ幸いです」と呼びかけている。公演は12月6日まで。
かえるP コメント
本日はPAP PA-LA PARK/ぱっぱらぱーくにご来場いただき誠にありがとうございます。
いきなりですが質問です。
あなたにとって公園とは、劇場とはどのような場所ですか?
人が集まる営みという点で、劇場でたくさんの人が同じ上演を見ることと、公園で様々な人が遊んだり憩ったり暮らしたりすることは、地続きのような気がしています。
「集まること」が制限された今年、この2つの場所の環境と営み、そこから生まれる風景と時間を考えてみることが、これからダンスが続いていくためにとても大事なことなのではないかと思っています。
ぜひ今日のこの空間と時間とダンスを眺めながら、自分の生活の中の公園と劇場に思いを馳せていただければ幸いです。
吉祥寺ダンス LAB. vol.3「PAP PA-LA PARK / ぱっぱらぱーく」
2020年12月4日(金)~6日(日)
東京都 吉祥寺シアター
振付・構成・演出・出演:かえるP(大園康司、橋本規靖)