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三代目市川猿之助の軌跡をたどる春秋座主催のフォーラムに、猿翁が登場

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「『猿翁アーカイブにみる三代目市川猿之助の世界』第三回フォーラム~『奥州安達原』にみる古典の新演出~」より。(撮影:桂秀也)

昨日9月23日に京都・京都芸術劇場 春秋座にて、「『猿翁アーカイブにみる三代目市川猿之助の世界』第三回フォーラム~『奥州安達原』にみる古典の新演出~」が開催された。

本フォーラムは、三代目市川猿之助(現:猿翁)から京都・京都造形芸術大学に寄贈された歌舞伎関係の資料をもとに、三代目猿之助の軌跡をたどる企画の第3弾。“古典の新演出”をキーワードに掲げた今回は、司会を京都造形芸術大学教授の田口章子が務め、第1部では脚本家の石川耕士を招き、「奥州安達原」ダイジェスト映像上映と解説、第2部は演劇評論家・水落潔をゲストに招き、「三代目猿之助の、古典への取組」をテーマにしたトークが実施された。

第1部では、1976年と83年の舞台映像を比較しながら、各シーンの演出の違いについて着目。第2部では「義経千本桜」から「四の切」の場面と、ニュー・ディレクション「碇知盛」を取り上げ、ケレンや舞台機構、照明を用いた演出について語られた。

また、スペシャルゲストとして扉座の横内謙介、市川笑也、市川中車、市川猿四郎が急遽登壇し、客席から歓声が上がる一幕も。そして最後に“さらなるスペシャルゲスト”として猿翁が登場。観客から歓声と共に「澤瀉屋!」と声が掛かると、猿翁は手を振ってそれに応えた。