嵐 二宮和也、俳優人生を変えたアイテムとは? “ミスディレクション”を学んで臨んだ演技の数々
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年内いっぱいで番組の終了が発表されている『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)。これまで数多くのゲストの人生を紐解いてきた「記念館」で、現在、嵐の5人それぞれがフィーチャーされている。相葉雅紀、櫻井翔に続く、第3弾は二宮和也が登場。彼のひねくれ事件を集めた人生年表は、俳優としての歩みと栄光をありありと映し出していた。
13歳でジャニーズ事務所入りした二宮は、嵐として活動する一方で俳優としても徐々に頭角を現していった。大きなターニングポイントとなったのが、当時23歳でハリウッドデビューを果たした映画『硫黄島からの手紙』(2006年)への出演だ。監督はクリント・イーストウッド。ゆかりゲストの高橋克実は、二宮が監督を「クリント」と呼んでいたと明かす。大野智は1カ月近く撮影に向かう二宮に、グループのリーダーとして餞別を送った。しかし、その金額は1000円だったという。
俳優人生を変えたアイテムとしてスタジオに登場したのは「カードマジック事典」。二宮はこの本から、注意を意図していない別の所に向かせる現象やテクニックを指すミスディレクションを学び、台本上でイメージを膨らませ共演相手とのやり取りに使用していた。それが活かされていたのが、ドラマ『流星の絆』(TBS/2008年)から。打ち上げは二宮と共演者・要潤のマジック大会。悲しくも誰とも思い出話は出てこなかった。
映画『母と暮せば』(2015年)では、日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞という大快挙を成し遂げる。松本潤も二宮の当時の様子に「インタビュー冷静じゃなかった」と振り返り、「ちょっと興奮してたよね」と二宮は登壇時の心境を吐露する。記念品として登場したのは、一緒に受賞した「優秀賞のブロンズ」。意外な小ささにスタジオメンバーが拍子抜けする中、二宮はさらに日本アカデミー賞協会の会員証をポケットから取り出すが、面々を驚かせることはできなかった。
オンエアはここで終了しているが、二宮はその後もドラマ『ブラックペアン』(TBS/2018年)、木村拓哉との共演作『検察側の罪人』(2018年)、記憶に新しい『浅田家!』(2020年)など多くの作品に出演。『検察側の罪人』では、報知映画賞 助演男優賞、日本アカデミー賞 優秀助演男優賞を受賞している。嵐の活動休止以降も、二宮は俳優としての歩みを続けていくことだろう。