『フェルメール展』に日本初公開含む9点が来日 『牛乳を注ぐ女』も
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『フェルメール展』が10月5日から東京・上野の森美術館で開催される。
オランダの画家ヨハネス・フェルメール。寡作で知られ、現存する作品は35点とも言われている。国内外で高い人気を誇り、2008年に東京・上野の東京都美術館で開かれた『フェルメール展』は93万人の来場者を記録した。
今回の展覧会では、『ワイングラス』『赤い帽子の娘』『取り持ち女』といった日本初公開作をはじめ、『牛乳を注ぐ女』『手紙を書く女』『真珠の首飾りの女』など9点が欧米の美術館から来日。フェルメール作品は全て「フェルメール・ルーム」と名付けられた1つの部屋に飾られる。会期中は展示替えが行なわれ、『赤い帽子の娘』は10月15日から12月20日、『取り持ち女』は1月9日から2月3日までの展示となる。
さらにハブリエル・メツー、ピーテル・デ・ホーホ、ヤン・ステーンらオランダの同時代の作家の絵画も展示。約50点の作品を通して17世紀オランダ絵画の広がりと独創性を紹介する。
入場は混雑が予想されるため、日時指定入場制を導入。チケットは現在販売中だ。また来場者全員に音声ガイドを無料で提供する。音声ガイドのナレーションは、展覧会ナビゲーターの石原さとみが担当している。
なお『フェルメール展』は2019年2月6日から大阪・大阪市立美術館でも開催。大阪会場では、『取り持ち女』を含むフェルメール作品6点が展示される。大阪会場は日時指定入場制ではない。