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豊田利晃が「青い春」秘話語る、新井浩文の起用振り返り「全部跳ね飛ばした」

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「豊田利晃監督オールナイトミーティング」の様子。左から渋川清彦、千原ジュニア、豊田利晃、新井浩文。

豊田利晃監督オールナイトミーティング」が9月22日の深夜に東京・テアトル新宿で開催され、豊田利晃、千原ジュニア、渋川清彦、新井浩文が登壇した。

これは、豊田の監督生活20周年を記念したスチル集「MOVIE STILLS FROM TOSHIAKI TOYODA FILMS 1998-2018」が10月1日に発売されることを記念したもの。イベントでは豊田が監督を務めた「ポルノスター」「アンチェイン」「青い春」が上映された。千原は自身が主演、渋川が映画デビューを果たした「ポルノスター」について「(豊田とは)友達からのスタートだったので、『豊田!』とも呼べないし、無理して『監督』と呼ぶようにしてたのは覚えてますね」と明かす。続けて「当時、豊田と映画の試写に行ったことがあって。その日は豊田の実家に泊まらせてもらって寝ていたんですが、ふと起きると豊田が勉強机で何か書いているのに気付いて。何してんやろと思ったら、数時間前に観た映画の“自分だったらこう脚本を書く”というのを、1人でひたすら書いていて。それを見て、ほんまに映画好きなんやなと感じましたね」と語った。

豊田は「青い春」にて主人公・九條の幼なじみ青木役に新井を起用した経緯を「いろんなところから『青木役をやりたい』という声は上がっていたんですが、全部跳ね飛ばした」と明かし、「映画的には(松田)龍平と対照的な雰囲気がいいなと」と話す。また、青木が屋上で立ち尽くすシーンについて「夕方から撮影を開始し、カットをかけたのは朝8時で。“撮ってる”という充足感がたまらなかった。なかなかないワンカットですよね」と回想。同作にもワンシーンのみ出演している渋川は「監督から何か面白いことをやるように要求されて。毎作品そうですが、大変でしたね。必死に食らいついてました」と述懐した。

豊田とキャストが頻繁に交流していると明かした新井は「“豊田組”は絆が深いと思います。男同士、みんな仲良いんです」と説明する。自身も出演している豊田の新作「泣き虫しょったんの奇跡」に関して「うちは松田龍平が大好きなんで。改めて龍平はすごいなと感じましたね。監督が元々奨励会にいたこともあって、将棋のシーンもほかの将棋映画に比べてかなりこだわっていて。すごい作品ができたなと」と魅力を語った。

「泣き虫しょったんの奇跡」は全国で公開中。