堤幸彦が“精子バンク”と“女の本音”をテーマにした新作『Truth』製作 佐藤二朗が特別出演
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堤幸彦が監督・原案を務め製作された映画『Truth(仮)』の情報が発表された。
本作は、“精子バンク”と“女の本音”をテーマとした堤監督の最新作。新型コロナウイルスの猛威が吹き荒れ、エンターテインメント業界も大打撃を受けるなか、広山詞葉が発起人となり、予定していた撮影や舞台等が軒並み延期、中止になった俳優仲間に声をかけたことが企画の始まり。
脚本は、日本アカデミー賞を受賞した『明日の記憶』や『2LDK』などで堤監督とタッグを組んだ三浦有為子が担当。広山詞葉、福宮あやの、河野知美の3人が出演するほか、特別出演として佐藤二朗が名を連ねている。
コメント
堤幸彦
コロナ状況であるとか、前期高齢者になったとか、自主映画であるとか、そんなことではなく、撮りたい脚本と役者の尋常ならざる熱意がそこにあって、必要にて最小限のチームで、まるで“見えざる手”に引っ張られるように、経験できなかった衝動的な学生映画のように、この作品を撮ってしまった。しかしそれこそが“映画を創る”という行為なのだ!
あらためてその実感を得た私は、また、前に進めるのだ。
広山詞葉
今年は撮影前日にストップとなった作品もあり、このまま2020年が終わってしまうのは嫌だ!と今回の企画を立ち上げました。何かやらねばと自分から動き出してみると沢山の粋な大人が手を差し伸べてくださいました。監督はじめ堤組の皆様や先輩・佐藤二朗さん、一流の皆様が時間を割いてくださり感謝の気持ちでいっぱいです。作品作りを通じて学ぶのはいつも “人とのつながり”。
予告編は一見トリッキーですが、35歳女の切実な想いを描いています。
福宮あやの
声優として活動している私が、堤監督の映画に実写で出演?! しかもほぼ3人のみの映画!!
まさかの、天変地異が起こったような、夢のような巡り合わせに感謝の言葉だけでは足りない思いです。最高の監督と最高のスタッフさんに導いて頂いて新しい世界に飛び立つことができて本当に幸せです。
自分でも知らなかったあんな表情満載の映画、本編を沢山の方に見て頂ける日が待ち遠しいです。
河野知美
この映画は「生欲」の話です。子供をもつと覚悟を決めて、自ら生きる。この作品もまさに堤監督、三浦さん、スタッフ、わたしたち3人の「生欲」から産まれた作品です。3人の女の壮絶な戦いは、本来人間がもつ本能そのもの。そして、その裏には必ず「死」がある事もこの作品は伝えていると私は思っています。
■公開情報
『Truth(仮)』
2021年公開
出演・プロデューサー:広山詞葉、福宮あやの、河野知美
特別出演:佐藤二朗
監督・原案:堤幸彦
脚本:三浦有為子
企画:畑義久(レディバード)
エグゼクティブプロデューサー:鬼頭理三
撮影:唐沢悟
(c)ハラダケイコ