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ミシェル・ウエルベック新刊『セロトニン』が即重版 黄色いベスト運動を予言したとの声も

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 日本でも人気の仏作家ミシェル・ウエルベックの最新作『セロトニン』(河出書房新社)が、発売後の売れ行きが好調なため重版されることが決定した。ウエルベック史上もっとも暗く美しい愛の物語と言われる同作は、フランスで40万部超のベストセラーとなっている。

 2022年のフランス大統領選を描いて世界中でベストセラーとなり、“予言の書”と謳われた前作『服従』に続き、本書では故郷にUターンした主人公フロランが地方住民のデモに遭遇する様子を描いたことで、フランス全土を揺るがした反政府デモ「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」運動を予言した書として話題になっている。

フランス各メディアのコメント

「ウエルベックは私たちのことをよく理解している」ーール・モンド(Le Monde)
「無限の悲しみを描いた美しい作品」ーーロプス(L’Obs)
「『服従』刊行時に『もう何も考えていない』と言ったウエルベックは不死鳥のごとくよみがえった」ーーレ・ザンロキュプティーブル(Les Inrockuptibles)

■書籍情報
『セロトニン』
ミシェル・ウエルベック 著   
関口涼子訳
価格:本体2400円+税
判型:46変形判
発行/販売:河出書房新社刊
公式サイト:http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309207810/