Kis-My-Ft2×SixTONES、やんちゃグループならではの上下関係が生み出す笑い 『ミュージックソン』目前共演ラッシュでの名場面
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Kis-My-Ft2とSixTONESがパーソナリティを務める『第46回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』(ニッポン放送)が、いよいよ12月24日正午よりスタートする。3年連続で『ミュージックソン』を担当しているKis-My-Ft2に対して、今年から初参加となるSixTONES。2グループがどんな化学反応を見せてくれるのか気になる中、一足早く12月19日にニッポン放送の3番組で共演ラッシュが実現した。そこで今回は、12月24日の『ミュージックソン』がますます楽しみになる名場面をピックアップしていく。
横尾渉×髙地優吾がクリスマスソングをうろ覚え熱唱
13時よりスタートした『サタデーミュージックバトル 天野ひろゆき ルート930』に生登場したのは、横尾渉(Kis-My-Ft2)と髙地優吾(SixTONES)。横浜出身という共通点を持つ2人は、かねてよりファンから「顔が似てる」と言われて意識するようになり、Snow Manの宮舘涼太の計らいによってプライベートでもご飯に行く仲になった。この日も、私服がチェック柄でかぶるという相性の良さを見せつける。
キャイ~ンの天野ひろゆきが、髙地に横尾がどんなお店に連れて行ってくれるのかと尋ねると、フグ料理店からのバーという大人のデートコースのようなラインナップが明かされ、思わず「口説いてるの(笑)?」とツッコミが入る。そんなイケメン先輩っぷりを発揮する横尾のことを、髙地は「気を使わないで話せる」とニッコリ。横尾がスマホゲームの招待を送っていたにも関わらず、返信を忘れてしまうナチュラルに翻弄してしまうタイプのようだ。
そんな2人がクリスマスソングのイントロクイズに挑戦。曲のタイトルがわからなくても、サビを歌えたらOKというルールに、横尾の師匠っぷりが炸裂する。山下達郎の「クリスマス・イブ」が流れると、横尾が「雨は夜更“せ”すぎにー」とワンフレーズを噛んで笑いを誘う。「これは中居くんが放っておかないよ」と天野も腹を抱えて笑う。
そんなのびのびと個性を発揮する横尾のそばで緊張が解けたのか、髙地もマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」を「俺たちのクリスマス!」とSixTONESらしい男気あふれるタイトルで回答し、笑いを誘う。そのあとも、名曲がいくつも登場するのだが、2人揃ってフニャフニャ歌うばかり。「やばくね、俺たち。2人コーナーあったらやばい」と笑うほんわかコンビ。『ミュージックソン』では24時台に2グループによるクリスマススペシャルライブも予定されている。横尾×髙地が、再びクリスマスソングを歌う平和な1コマがあることを期待せずにはいられない。
宮田がSixTONESへのトラウマを克服!?
19時からの『Kis-My-Ft2のオールナイトニッポン Premium』では、パーソナリティとして北山宏光、千賀健永、宮田俊哉が出演し、ゲストにジェシー(SixTONES)が登場。「こんばんは、SixTONESの高田純次です。逆にねッ!(エコー) どうもー、どうもみなさん、元気ですか?」といきなりボケをかましていくジェシー。
このコミュニケーションスキルの塊具合が北山のS心に火をつけたのか「SixTONESから来てくれたミック・ジャガーです」と無茶振り紹介してみせるも、ジェシーは「Hey! What’s up,everybody!」と完璧にノッてみせる。見事な対応力に「なんでもできるなー」と感心する千賀と宮田。
しかし、どうも宮田の声に元気がないとリスナーからのツッコミが入る。実は、宮田はSixTONESメンバーとドラマ『バカレア高校』(日本テレビ系)で2012年に共演したことがあり、当時の役柄がやんちゃな6人にナメられまくりなダメ教師役。その関係図が染み付いてしまっているのか、「(田中)樹に楽屋に連れ込まれたことがある」と、完全にSixTONESにビビってきた宮田。SixTONESメンバーの笑い方や「何すか!」の言い方が「コンビニの前でたむろってる奴らの言い方」、ジェシーの「HAHAHA」笑いを「パリピの笑い方」と震える。
だが、トークしていくうちにこの「HAHAHA」笑いに慣れてきたのか「ジェシーが笑ってくれるから」と次第に饒舌になっていく宮田。ジェシーも2000円札を大量に持っているおばあちゃんの話や、家族のために味噌汁を作るエピソード、いちご大福も作れるという家庭的な一面を覗かせ、宮田の心を掴んでいく。「ジェシーはいいやつ!」「2人でラジオもできそう」とすっかり懐いた宮田。ついに2人はソーシャルハイタッチをする仲に。
だが、宮田の中にはまだ田中樹への恐怖が拭いきれていない様子。Kis-My-Ft2の中で最もやんちゃな二階堂高嗣に守ってもらう作戦でいくと話していたが、果たして『ミュージックソン』で宮田は田中ともソーシャルハイタッチができるのか!?
藤ヶ谷太輔を前に田中樹のビジネスオラオラが発覚か
23時30分になると、その話題の田中がメインMCを務める『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』がスタート。京本大我そして、Kis-My-Ft2から藤ヶ谷太輔がゲストとして参加した。深夜ラジオらしくリスナーと「お前ら!」というオラオラなトーンでコミュニケーションを繰り広げている田中。リスナーも対等に「おい田中!」という調子で、やり取りをしているのだが、藤ヶ谷を前にした田中の様子がどうもおかしい。
「今日はお邪魔している形だから崩したくない」と、あくまで田中の出方を見るようなスタンスでいる藤ヶ谷に、どう接していいのかつかめずにいるのだ。ジャニーズJr.時代から、恐れられてきたKis-My-Ft2。ブーツの足音が聞こえてくるとリハーサル室に緊張が走ったことを思い出す。自分がメインMCだからといって強く出ることはできないし、かといってビビりまくっているのも番組として成り立たない。スンっとして心の中が読めない藤ヶ谷の様子が、また田中の調子をさらに狂わせ「俺、ダメになっちゃうやつじゃん!」「わからなくなってきちゃったー!」とテンパりまくり。
一方、メンバーの京本は味方になってくれるどころか「京本大我の『オールナイトニッポン』! こんばんは、京本大我です、ふふふ来ちゃった♡」とマイペースに番組を楽しんでいる。藤ヶ谷も、そんな京本のテンションに合わせて「俺も来ちゃった♡」とノリノリ。「好きな食べ物はヨックモック。好きな食べ物は?」(藤ヶ谷)、「んー、ムック」(京本)とツッコミ不在のトークを繰り広げる“ガヤきょも“に、田中のやきもきが止まらない。
さらにリスナーからは、先輩・藤ヶ谷に強く出るようにわざと「藤ヶ谷」と呼び捨てにしたメールや「ビジネスオラオラなのかよ」と煽りまくるメールが届く。そんな追い込められる田中に「(それが)気持ちいいんでしょ」と、すべでわかっている藤ヶ谷もまたニクい。藤ヶ谷曰く、田中は二階堂とよく似ているそうで、「ニカジュリでヤンキーソングを」というアイデアも飛び出す。宮田が田中対策として盾にしようとしていた二階堂だが、新たな似た者同士の友情が芽生えるかもしれない。
Kis-My-Ft2とSixTONESはジャニーズアイドルの中でも、KAT-TUNから継承されるやんちゃグループでもある。上下関係を大事にしているからこそ、ピリつく笑いが生まれるし、いつだって媚びないからこそ、腹を割った話が気持ちいい。気を使わずに歌ったり、無茶振りをし合ったり、なかにはお互いを怖がってこれから距離をつめていこうという仲だったり……13人もいれば複雑な相関図が生まれる。その関係性が24日、25日の24時間で、どんな形に変化していくのか。彼らがくれる「楽しいラジオ」というクリスマスプレゼントを楽しみに待ちたい。