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大人なクリスマスをファンと共に! 森崎ウィン アコースティックライブレポート 

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MORISAKI WIN ACOUSTIC LIVE「CHRI’s FIRST CHRISTMAS TIME IS HERE」

2020年12月22日(火)にMORISAKI WIN ACOUSTIC LIVE「CHRI’s FIRST CHRISTMAS TIME IS HERE」が世界配信された。

一足早く行われた“クリスマスパーティー”はオンラインライブでありながらアットホームな雰囲気でいて、ウィンのワクワクとウィンの情熱、そして熱い歌声を届けるライブとなった。

開催時間直前。直前にインスタライブが行われていたこともあり、すでにファンの熱も期待も十分に高まっていた。“パーティー会場”に入ると待機画面にはシンプルなクリスマスソングのBGM。すでにコメント欄は賑やかで、それぞれが飲み物を用意していたり、と準備万端であることがわかる。

そして開演の19時半。映しだされたのはシャンパングラス。そのグラスを手に取ったのはーーもちろんウィンだ。

「みなさん楽しむ準備はできていますでしょうか。今日はクリスマス配信ライブということで僕らここから素敵なクリスマスをお届けできたらと思います」と、「さっそく1カミしちゃった」と照れ笑いしつつ、まずは日本語と英語で挨拶をした。

「それではいきましょうか、乾杯」と言って始まったライブ。1曲目はピアノを伴奏にしっとりした『ジングルベル』でスタート。次第にアップテンポなアレンジとなっていき、ウィンにも笑顔が溢れる。「ウィンサンタ」の登場にファンのテンションが上がってきていることがコメント欄からも伝わってくる。続けて代表的なクリスマス讃美歌である『Hark! The Herald Angels Sing』を歌い上げたあと、改めて画面の向こう側にいるファンに挨拶をするウィン。

「(この配信ライブが)クリスマスは近いけど、クリスマス当日ではないというところがポイントなんですよ。なぜかというと、誰よりも早く今年のクリスマスを祝いたいから」と微笑む。

そしてこの日、演奏を務めるゲンティーこと宮野弦士を紹介。宮野は『WonderLand』や『d.s.t.m』の作曲、アレンジを担当している。

オンラインライブでは宮野とウィンの仲睦まじいトークも見どころのひとつとなった。ギターのチューニング中の宮野に「髭似合うよね」「どれぐらい生やしてるの?」といきなりの髭トークを繰り広げたかと思えば、「ピアノとギターもできちゃうのすごい!」と宮野の良さを語り出すウィンに観ているこちらもほのぼのとしてくる。
「いっぱい喋りながらね、ゆるい感じで僕らのホームパーティーに来てもらったような感覚で楽しんでもらえたら」

トークから次の曲へ。歌い始めると途端にその表情が変わる。宮野のギター1本の伴奏で始まったのは『d.s.t.m』。普段とは違うアコースティックバージョンに、ウィンの歌声が映えること! ウィン自身も「ギターめちゃくちゃいいね! 超楽しいんですけど。踊りたいもん」と言い、ノッきているのがよくわかる。そして続けて『What U wanna do』へ。キュートな笑顔を見せつつも、カメラ目線で真剣に歌い上げ、ファンを魅了する。まるで画面の向こうにいるたったひとりのためだけに歌ってくれているようにも見える。

続いてのMCでは「ここで、みなさんのコメントをリアルタイムで読めるということで」とファンからのコメントをチェック。「ウィンくんが楽しそうでこちらも楽しい!」というコメントに「いやあよかったよ、ありがとう」と顔をほころばせた。「2人とも服かわいい」「セーターかわいい」というコメントには「実は2人ともクリスマスを意識して選んだ」と宮野と揃って衣裳を見せる場面も。

「打ち合わせのときにクリスマスパーティーだしクールな大人な感じでいきますって言ったけど全然できていない」と反省の言葉を口にするものの、「歌のときはすごくクールだよ」と宮野がファンの言葉を代弁。歌っているときとトークのときのギャップもこの日のウィンの魅力でもある。

「俺、ここで発表するって言ったっけ?」と気になる言葉を発しコメント欄をざわつかせつつも、次の曲へ。高音が冴える『Blind Mind』をピアノと共に届ける。ウィンの幅広い音域が実感できる曲だ。ときどき切なげに歌い上げる表情が心に刺さる。

曲間では宮野のピアノをBGMに再び軽くコメントを読み上げたり、ドリンクを飲んだりするなどゆるくインターバルを挟んだあと、「クリスマスを感じてもらいたいということでのこの曲を歌いたいと思います」と『Have yourself a merry little Christmas』へ。途中「この曲超好き」と笑顔を弾けさせ、「楽しくない? めっちゃ楽しいんですけど」と言葉だけでなく、そのウキウキとした気持ちは表情でもしっかりと伝わってくる。

そして、先ほど漏らしていた『発表』について。

「私のファンクラブが来年始動します!」とノリノリでギターの音色にのせて歌でもファンクラブが始まるということを伝えるウィンに、コメント欄には歓喜の言葉が溢れる。
「今年、ラジオや各SNS、いろんなところにファンクラブを作ってほしいというコメントを寄せてくださる方が多かった」と経緯を報告。「キリがいいところがいいじゃないか、ということでせっかくなので2021年スタートになりました。時期はまだはっきりとは言えないんですけど楽しみにしていただけたら」と笑顔を見せ、英語でも全世界のファンに向けて報告をした。

楽しいクリスマスパーティーもあと少し。「せっかくギターがここにあったので弾いてみようと思います」とギターを持ち、「ゆっくりめでやろっ!いつもリハで俺早くなっちゃうから」と言いながらクリスマスソング『Frosty the Snowman』を宮野とツインギターで披露。ギターを持っているからなのか、ちょっと緊張気味の表情だったが、定番のクリスマスソングに、ますますクリスマスのムードが盛り上がっていく。続いて『WonderLand』を。ギター1本の伴奏に原曲とは違う歌い方で、伸びのある声でファンを酔いしれさせた。

更には「ちなみにちなみになんだけど、ピアノでやるとどうなるの? すぐ弾けたりするものなの?」とここで宮野に無茶ぶりをし、急きょピアノバージョンでも披露。ギターバージョンでも楽曲の新たな魅力を覗かせていたが、ピアノバージョンではどこかジャズっぽい雰囲気になり、改めてウィンのアーティストとしての幅広さを見せる形となった。

そして早くも、残すはラスト1曲。

「今日はミニライブということで、また来年、どこかでライブをするときはがっつりできるように、曲もたくさん、新曲もたくさんお渡しできるように僕ら今がんばっております」と語る。

「2020年は本当にありがとうございました。いろいろあって本当は会いたかったって気持ち、本来なら目の前にみなさんがいる中でライブをしたかった気持ちはあるけど、このライブは今年締めのライブではなく、来年の幕開けのライブにしたいな、と僕は思っていて、本当にいい幕開けになったと思います。みなさんのコメントもたくさん読めて、コミュニケーションも取れた気がします。なのでぜひ2021年もよろしくお願いします」と日本語と英語で感謝の気持ちを伝えた。
ラストはピアノバージョンの『パレード - PARADE』でクリスマスパーティーを締めくくった。

この日、しきりに「楽しい」とつぶやいていたウィン。それはきっと画面の前にいたファンも同じだろう。だからなのか、コメント欄は常に温かい空気に満ちていた。

ファンクラブの始動を発表し、また来年のライブへの期待も口にした。2021年はウィンにとっても、そしてファンにとっても幸福な1年になる予感しかしないし、そう願わずにはいられない。

MORISAKI WIN ACOUSTIC LIVE「CHRI’s FIRST CHRISTMAS TIME IS HERE」はアーカイブ配信中です!
チケットの購入はこちらから
グッズ付き視聴チケット(12月25日(金)23:59まで配信)
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2068910

視聴チケット(12月25日(金)22:00まで配信)
https://morisakiwin.zaiko.io/e/christmas2020

取材・文/ふくだりょうこ

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