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大平祥生、木全翔也、金城碧海、鶴房汐恩……JO1、2000年生まれ「S4」の魅力を徹底解剖

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 今年の成人の日は、JAM(JO1のファンの総称)にとって特別な日だった。なぜなら、2000年生まれの4人組「S4」がめでたく成人を迎えたからだ。Twitterではハッシュタグ「#S4成人」がトレンド入りし、多くのJAMが4人を盛大にお祝い。JO1の公式Twitterではスーツ姿の4人と私服姿の他メンバーが新成人をお祝いする動画もアップされた。本稿では、そんな愛すべき「S4」の魅力を徹底解剖していきたい。

 まずは「S4」メンバーをご紹介。1人目は、ほわほわ可愛い癒し系に見えて実は誰よりも熱い情熱を秘めている京都産のはんなり天使・大平祥生。昨年12月に行われた初の単独オンラインライブ『JO1 1st Live Streaming Concert 「STARLIGHT」』では、「一年間、正直辛いことの方が多かったけど、今こうやって頑張れているのはJAMの皆さんとメンバーのおかげです」と涙を流し、JAMの心を打った。現在公開中の映画『映画 えんとつ町のプペル』ではデニス役で声優にも初挑戦している。

 2人目は、不思議な発言とクールなラップのギャップで魅了する木全翔也。“虚無顔の申し子”を自称しているが、雑誌やMV、ライブで魅せる表情管理のうまさにただただ感心してしまう。儚げな顔も、大人びたクールな表情も、可愛らしい笑顔もお手の物。普段は不思議な言動でメンバーから総ツッコミを受けているが、雑誌などのインタビューでは真剣に、誠実に、JO1の魅力や今後の展望について語っている。「日本のアイドル界を変えたい」という彼の想いは本物だ。

 3人目は、ポーカーフェイスだけどファン想いで優しい、S4のしっかり者担当・金城碧海。まだ二十歳とは思えないほどの落ち着きっぷりと、セクシーな歌声、着実に上達しているダンス、さらに身長178cmでスタイル抜群。JO1いち運動神経が良く、アスリート並みの身体能力を持っているとも言われている。クールに見えて、時折おちゃらけたりするギャップも愛らしい。決して自ら「前へ前へ」と出るタイプではないかもしれないが、知れば知るほど魅力に溢れているのが、金城だ。

 最後は、少女漫画から飛び出してきたかのような美少年だけど中身は“宇宙人”な努力家・鶴房汐恩。「作れって言われても作れないから、自分を突き通す」と話す通り、いつでも“素”で飾らないキャラクターが彼の魅力。美しい顔立ちも相まって一見クールに見えるが、実は誰よりも情に厚い。『PRODUCE 101 JAPAN』では、自分のことよりも仲間を想って涙する場面が多かったように見られる。インタビューなどで家族(とくに父親)とのエピソードを度々披露するなど、家族思いな一面も。

 「S4」は、この4人の名前の頭文字をとってファンから呼ばれている愛称である。そんな個性の塊「S4」の魅力を堪能できるのが、『GYAO!』にて配信中のレギュラー番組『JO1 HOUSE season2』だ。4人が動物園の飼育員に挑戦する企画があるのだが、冒頭の会話だけですでに面白い。「昔ネコ飼ってた気がします」と自分の過去に自信がない大平、「家の中に動物園を作りたかった」「ポニーを飼いたくて親に相談した」と壮大な夢を語る木全&金城、会話中に虫と格闘する鶴房。たった数分で「S4」の良さが存分に出ている。ポニーの名前を呼びながらブラッシングしなくてはいけないところを「木全です」と自分の名前を連呼してしまった木全に、「自分の名前ちゃうで!」と冷静につっこむ金城だったり、ライオンを怖がる大平に対し、「これ勝てへんやろ」となぜかライオンと戦う気でいる鶴房など……ここでは書ききれないぐらい「S4」を堪能できるので、まだ見たことのない方は是非見ていただきたい。

 「S4」が愛される理由のひとつには、ただの仲良しでは済まされない、強い絆で結ばれているところが挙げられると思う。『PRODUCE 101 JAPAN』期間中はライバルでありながらも、デビューという同じ目標に向かいお互いを支え合ってきた。いつ脱落してしまうかわからない不安とプレッシャーに押しつぶされそうななか、辛いことも一緒に乗り越えデビューを掴み取った4人は、JO1となった今も強い信頼関係で結ばれている。

 成人を迎え、グループとしてはデビュー2年目となる今年。「S4」は一体どんな姿を私たちに見せてくれるのだろうか。お互いをリスペクトし合い高めあっていく彼らの、今後のさらなる成長に期待だ。

■紺野真利子
エンタメ系ライター。JO1やジャニーズグループのインタビュー記事を中心に、雑誌『CHEER』『週刊TVガイド』などで執筆。
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