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Sexy Zone 中島健人、夢を語る姿に感じる“アイドルとしての使命” マリウス葉にも言及したラジオを聴いて

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リアルサウンド

 Sexy Zoneの中島健人にはつくづく頭が下がる。デビュー当時から、いやジャニーズJr.時代から徹底したアイドルマインドで注目を集めてきた中島。コンサートや握手会でファンを姫扱いしたエピソードは伝説的に語られ、テレビでも数々の芸能人相手に「甘いセリフを囁いてほしい」というニーズを完璧にこなしてきた。
また、ファンを指す「セクシーラバーズ」に始まり、もはやキメ技のように浸透した「セクシーサンキュー」、またCM共演を果たした斎藤工に対して親しみを込めて「セクシー兄さんです!」と呼ぶなど、「セクシー◯◯」のボキャブラリーも豊富。

 ジャニーズアイドルとして、王子様の顔も、バラエティタレントの顔も、振り切って多くの人を笑顔にさせる貴重な存在だ。そのスタンスは、デビュー10周年を迎えても錆びつくことは一切なく、むしろ磨きがかかる一方。そんな中島が1月25日から4日間ラジオ『SexyZoneのQrzone』(文化放送)に登場し、“らしさ“を爆発させた。

 1月25日には、現在休養中のマリウス葉についても言及。10周年というアニバーサリーイヤーに5人が揃わないのは寂しいことではある。だが、真剣に受け止めつつも決して下を向かないポジティブさが、中島の魅力。「ヘルシーファースト」と彼らしいワードを散りばめながら、マリウスが体も心も栄養を養って、健康になることをじっくりと待つというエールが送られた。

 「僕らの一生懸命パフォーマンスする姿が、マリウスを始め、セクシーラバーズに、僕らのことを知らない方々にエネルギーだったり元気を届けられると思っていますので。今、目の前にあることをしっかりとやるべき。そして前進あるのみと思っております」そんな言葉がまっすぐに語られるのも、中島が常日頃から自分をそう律しているからこそだろう。

 そして、「刀も研ぐ時間って必要じゃないですか。人生の中で刃を抜くときもありますけれど、とにかくマリウスもSexy Zoneも刀を研いでね、今年はね、切れ味を良くして、健康第一に頑張っていきたいと思います」と続ける。

 だが、それで終わらないのが中島健人だ。「まあ、本当に“SZの呼吸”ですよ。もう、みなさん“セクシーの呼吸”で。マリウスも、俺らも、そしてセクシーラバーズもね、SZの“セクシーの呼吸”壱ノ型“セクシーサンキュー”で。みなさん頑張っていただければなって思ってます!」と、さすがのケンティーワールド全開に。

 さらにその勢いのまま、メンバーの佐藤勝利がKis-My-Ft2の北山宏光とW主演を務める『
でっけぇ風呂場で待ってます』(日本テレビ系)の主題歌となっている新曲「LET’S MUSIC」の曲紹介へ。

 「なんと素晴らしい。もー、パーティーだね! まるで10周年の幕開けのような!」とノリノリな声と、「LET’S MUSIC」のキャッチーでファンキーな曲調も手伝って、聞いているこちらまで気持ちが弾む。現在、絶賛制作中だというアニバーサリーアルバムについても期待を高めずにはいられない。

 また、1月26日放送回では「2020年にやり残したことはない! やりきったっしょ俺! 紆余曲折はあったけれども、やっぱりファンのみんなに支えてもらってたからね。やりきれた感じかな」と実に清々しいトークも。

 そして、2021年にやりたいことを尋ねられると、「みなさんじきわかると思いますよ。驚く1年になると思います」とますます楽しみになる発言が飛び出す。なかでも、明言したのがSNSへの挑戦。Sexy ZoneでTwitterとYouTubeチャンネルを、そして中島健人個人でInstagramをやりたいと語る。

 「グループのTwitter、バチボコ人気出ると思う! 個人のインスタ、そうだなー。いきなりフォロワー700万人とかいかないかなー(笑)」と照れながら明かしていく。「でも、それぐらいの夢持ったっていいじゃないですか」という言葉を聞いてハッとした。

 そうだ、世界中が現実に精一杯な今だからこそ、夢を持って前に進まなければ。そのエネルギーを届けてくれるのがアイドルの使命なのだと、中島の言葉を聞いて改めて思った。「もうね俺、フォロワー1億人目指してますから!」と、ものの数秒で目標フォロワー数がケタ違いになっているところも、実に中島健人らしい。

 中島は、現在ジャニーズの会員制サイト『ジャニーズWeb』内のブログを通じて、ハッシュタグ「#K_T_T」を付けて発信している。その真意について、「意地でもSNSに進出したかった」「どんなことでもいい。何かを毎日発信し、継続することが俺は大事だと思ったの」「ホンのひとかけらでもSNSの世界へ届けばそれは爪痕になる!」と雑誌『ザテレビジョン』の連載インタビューでも語っていたのが印象的だった。

 中島健人には、やはり頭が下がる。その迷いのなさと実行力は、正解が見えない今の世の中で、なかなか出来ることではない。きっと2021年を明るく照らしてくれる存在となってくれることだろう。まだまだ息苦しい日々が続くが、ここは中島の言う通り“セクシーの呼吸”で力強く生きていこうではないか。