XIIX、初の配信ライブで全国のファンに1年越しの“自己紹介”
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XIIX(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])
XIIXの初の配信ライブ「XIIX Streaming LIVE 2021 "4th FLOOR"」が、昨日1月30日にYouTubeで配信された。
XIIXは昨年1月に1stアルバム「White White」をリリースし、その後多数のライブを開催予定だったものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりほとんどが中止に。2月24日の2ndアルバム「USELESS」リリースを控え、改めてXIIXのサウンドを全国のファンに届ける機会を作るべく、今回のライブが企画された。
最初に披露された曲は斎藤宏介(Vo, G)と須藤優(B)の2人だけで音源を制作するプロジェクト「in the Rough」で発表された「talk to me」。斎藤の澄んだ歌声と須藤の柔らかなベースラインが、視聴者を一気にXIIXの世界に引き込んでいった。「XIIXです、今日はよろしく!」という斎藤の挨拶に続いては今回のライブの会場であるスタジオ全体が映し出され、サポートメンバーの山本健太(Key)、河村吉宏(Dr)を加えた4人で「LIFE IS MUSIC!!!!!」が鳴らされる。斎藤と須藤は笑顔を交わしながら、軽やかなコーラスワークを響かせた。
「Light & Shadow」の壮大なサウンドを届けたあとは、河村のカウントから「Answer5」へ。各メンバーのソロパートも挿入され、それぞれのスキルを十二分にアピールした。斎藤は「皆さんお久しぶりです。いや、初めましての方が多いのかな?」と全国のファンに語りかける。そして「White White」リリース以降の日々を振り返り、今回のライブを開催した思いを「まだXIIXを満足に自己紹介しきれていない中で新しいアルバムを出すのもモヤモヤするので、『White White』が最新作であるうちに全国の人にライブを観てもらおうと」と語った。
続いては昨年12月に東京・新木場STUDIO COASTで行われたワンマンライブ「CURIOSITY」で披露され、新作「USELESS」にも収録される新曲「おもちゃの街」を演奏し、美しいメロディラインと芳醇なアンサンブルで視聴者を酔わせる。「Fantome」で妖艶な空気を演出したあと、斎藤と須藤は楽器を置いてスタジオを出て行き、ソファが置かれたリビング風のセットへと移動。ここで披露されたのは「曙空をみつけて」。須藤の柔らかなベースと斎藤の美しい歌声のハーモニーに、チャット欄には感動のコメントが殺到した。斎藤がループマシンを使って澄んだ音色を重ねた「夕映えに紛れて」のあと、須藤は「せっかくセットも変わったので、リアレンジした曲をやろうかと思います」と語り、「E△7」のアコースティックアレンジを披露。軽快な原曲から一変したシンプルで温かみのあるサウンドが心地よく響き渡った。
再びスタジオに戻ったあとはHIRORON(DJ, Manipulator)が加わり、「Halloween Knight」「ilaksa」をエモーショナルにプレイ。「XXXXX」のドープなサウンドは赤いライトに照らされながら奏でられ、先程までの穏やかな表情からの振り幅でバンドの表現力の豊かさを改めてアピールするひとときとなった。ラストナンバーは「Stay Mellow」。クールさと熱さを併せ持ったXIIXならではのアンサンブルで、約1時間にわたるライブを締めくくった。すべての曲の演奏が終わったあとの画面では6月の東名阪ツアー「XIIX LIVE TOUR『USELESS』」開催がアナウンスされ、配信ライブを楽しんだファンをさらに大喜びさせた。
「XIIX Streaming LIVE 2021 "4th FLOOR"」2021年1月30日 セットリスト
01. talk to me
02. LIFE IS MUSIC!!!!!
03. Light & Shadow
04. Answer5
05. おもちゃの街
06. Fantome
07. 曙空をみつけて
08. 夕映えに紛れて
09. E△7
10. Halloween Knight
11. ilaksa
12. XXXXX
13. Stay Mellow