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BAND-MAID、さらに広い世界へ 新作『Unseen World』とエンタメを語る

音楽

インタビュー

ぴあ

メイド服を身に纏い、強力極まりないハードロックサウンドを鳴り響かせるBAND-MAID。

日本国内はもちろん、海外でも着々と高い人気と評価を確立している彼女たちの進化は止まらない。最新アルバム『Unseen World』も、濃密な作品となった。テーマとして掲げられているのは「原点回帰 / 現点進化」。「初期を彷彿とさせる作風 / 現在地点と未来を示す新機軸」を感じさせてくれる全曲が、熱いエネルギーの塊だ。

確かな演奏スキルと豊かな表現力で裏打ちしながら、未知の世界へと果敢に飛び込む心意気を描いている様が、我々リスナーの心も鼓舞してくれる。このアルバムについて5人に語ってもらった。

「ライブ感は忘れないようにレコーディングしよう」というのもありました(SAIKI)

SAIKI (Vo.)

――「原点回帰」と「現点進化」がテーマだったそうですね。

小鳩ミク(以下小鳩) そうですっぽ。最近はずっとそうなんですけど、常に曲を作っているんですっぽ。「いっぱい出来てきたね」ってなった時に、方向性がばらばらな感じだったので、「どうやってアルバムとしてまとめようか?」ということになり。「原点回帰と現点進化という2つのコンセプトで分けたら、まとまり良く1枚にできるんじゃない?」という話になりましたっぽ。

――「原点回帰」と「現点進化」は、それぞれどのようなイメージですか?

小鳩 「原点回帰」というのは、もともとのBAND-MAIDの感じですっぽ。初期は今とちょっと雰囲気が違っていたりして、その頃が好きなご主人様(男性ファン)、お嬢様(女性ファン)もたくさんいらっしゃるんですよね。当時はいただいた楽曲を演奏していたので、「今なら、その頃を感じさせるような楽曲を自分たちだけで作ることができるんじゃないか?」というのがあったんですっぽ。そして「現点進化」は、今の私たちであり、今後の私たちにも繋がりそうな挑戦的な部分が見える楽曲たちですっぽ。

MISA 今回、バンド全体のいろんな面で幅が広がったと思います。私のベースに関してもじっくり考えて、やったことのないようなフレーズを入れることができましたから。

KANAMI 作っていた頃の「フェスがやりたいんじゃー!」みたいな気持ちとか、コロナ禍で沈んじゃった気持ちは、その時にしか感じられないものだから、そういうのを楽曲として残しておこうっていうのもありましたね。

小鳩 「早くお給仕(ライブ)したいね?」って、しょっちゅう言ってたっぽね?

KANAMI うん。

小鳩 海外のご主人様、お嬢様からの「早くうちの国に来てください」っていう声もたくさんいただいてますっぽ。ここ数年、毎年必ず海外ツアーをやっていたんですけど、去年は残念ながらできなかったんですっぽ。

SAIKI そういう状況だったので、「ライブ感は忘れないようにレコーディングしよう」というのもありました。考える時間もいっぱいあったので、よりご主人様、お嬢様がハッピーになれるものを楽曲に落とし込みたいというのも思っていたんです。あと、STAY HOME期間はメンバー全員が自宅機材をレベルアップさせて制作環境を整えたというのも大きかったです。私も仮歌を録れる環境にしました。

――制作環境を整えたのは、制作面でのメンバー同士のコミュニケーションという点でも、かなりプラスになったんじゃないですか?

SAIKI そうですね。みんなと密に連絡を取り合えるようになりましたし、音の面でも良くなったんです。その点をKANAMIちゃんがとても喜んでいました。

KANAMI デモのミックスがやりやすくなって、とてもありがたかったです。

――去年、自宅の制作環境がグレードアップしたミュージシャンは、多いみたいですよ。動画編集が上手くなった人もたくさんいますし。

AKANE お給仕ができない期間に「ご主人様、お嬢様を喜ばせることができないかな?」ってなって、ファンクラブのコンテンツを盛り上げていた時に、メンバーのプライベート、趣味とかが垣間見える動画を撮ったんです。私、その動画の編集が楽しくなっちゃって(笑)。今後もバンドに役立てられそうなことを覚えられました。

――配信ライブも、こういう機会がなかったら、やることにはなかなかならなかったでしょうね。

小鳩 そうですっぽね。配信お給仕は海外のご主人様、お嬢様にも観ていただけて、新しい出会いに繋がりましたし、普段なかなかライブに来られないご主人様、お嬢様にもすごく喜んでいただけて、BAND-MAIDの新しい武器になったと思いますっぽ。

「Manners」の歌詞のテーマは「今のBAND-MAID」(小鳩)

小鳩ミク (Vo&Gt.)

――強力な曲が満載のアルバムになりましたね。例えば「After Life」が、ものすごくかっこいいです。今回、歌詞も含めて力強さをとても感じます。

小鳩 BAND-MAIDは歌詞に関しても「哀愁はありつつも芯は強く持っている」という感じがテーマとしてずっとあるので、今回もそういう強さがあると思います。あと、ストーリー性を重視したものも多かったですっぽね。

――「After Life」は、先行配信されましたね。

小鳩 はい。全部の曲ができた後に「どれをリード曲の1つにします?」ってスタッフさんも含めて話をした時に、「この曲がいいんじゃない?」ということになりましたっぽ。

――ギターも実にかっこいいじゃないですか。

KANAMI ありがとうございます。テクニカルっぽいですけど、弾きやすいソロなので、いろんな人にコピーしてもらえたらなと思いながら作りました。

――「CHEMICAL REACTION」も素敵です。スタジアムとかでやったらかっこいいでしょうね。お客さんが一斉に拳を突き上げて盛り上がっている姿がイメージできる曲です。

小鳩 「ヘイ!」って言える曲ですっぽ。

AKANE 今回、大きい会場を目標として作っている曲もありますから、早くみなさんの前でやりたいですね。

――「CHEMICAL REACTION」は、SAIKIさんがパワフルに歌って、お客さんをどんどん巻き込むことになるんじゃないですか?

SAIKI そうですね。では、何年後かに(笑)。

小鳩 コロナ禍が落ち着いたらね?

SAIKI うん。

KANAMI STAY HOME期間に週1でリフをとにかく出しまくるってことをやって、今でもやっているんですけど、MISAもどんどん出してくれているんです。「CHEMICAL REACTION」は、MISAが「こういうリフどう?」っていうのを出してくれて、そこから広げていった曲です。私からは出てこないタイプのギターリフですね。

MISA 生活している中で浮かんでくるリフをKANAMIに送るっていうことをやっていたんです。「CHEMICAL REACTION」のリフも、そうでしたね。

KANAMI MISAは最近、そういうところも頑張ってくれていて、BAND-MAIDの色を広げることに繋がっています。こういうのは嬉しいです。「もっとみんなで頑張るぞ!」っていう感じです。

小鳩 言い方がかわいい。「頑張るぞ!」ってかわいらしく言いながら出てくるような曲たちじゃないんですけどね(笑)。

――(笑)完全生産限定盤は、「原点回帰盤」「現点進化盤」の2枚組仕様ですけど、「Manners」は両方に収録されているんですね。

小鳩 そうですっぽ。アルバムの全曲が揃った時に、「原点回帰と現点進化を繋ぐ架け橋となるような1曲があった方がいいんじゃない?」っていうことになって作ったのが「Manners」ですっぽ。

――《Go to the Unseen World.》という一節もありますし、みなさんがさらに広い世界へと飛び出して行こうとしている気持ちも伝わってくる曲です。

小鳩 アルバムタイトルが決まった後に歌詞を書いたので、この作品がより強く感じられるようなものにしたかったんですっぽ。歌詞のテーマは「今のBAND-MAID」。そういう点でもこのアルバムになくてはならない1曲になればいいなあって思ってますっぽ。


BAND-MAID「Manners」MV


自信を持って自分たちの音楽を伝えていきたい(AKANE

AKANE (Dr.)

――「現点進化」を示す曲たちも、ご主人様、お嬢様が大喜びすると思います。例えば「Giovanni」、いきなりトップギアに入れて突っ走る感じに痺れずにはいられないです。「現点進化」は、速い曲が多いですよね?

AKANE そうですね。過去最速なのは「BLACK HOLE」です。大変ですよ(笑)。

小鳩 今回、大変じゃない曲、なかなかないっぽね?

AKANE アルバム出す度に大変にはなってきているんですけど(笑)。でも、自分の成長も感じられるんです。私はSTAY HOME期間に自主練習にも向き合えて、それもかなり大きかったですね。成果が出せていると思います。「まだまだこんなもんじゃない」っていうのをお見せしたいんですよね。

SAIKI 今回のアルバムは、「ここからもっと進化していく。止まらないぞ」っていう意思表示でもあるので、それが音にも反映されていていますね。「ボーカルの声でも引っ張っていけるものにしたい」という気持ちも入りました。

小鳩 今回、全体的に言葉数が多いんですよ。だから「息できない。どこで息しよう?」ってレコーディングの時になっていたんですけど。

SAIKI ブレスの位置がなくて、「肺活量増やせってことかな?」と(笑)。レコーディングで成長できたので、とても良い修業になった感じがあります。筋力も肺活量も上がりました。

小鳩 体力面が上がらないと歌えないっぽね?

SAIKI うん。レコーディングのために筋トレを増やしたんですよ。

――歌と各楽器の見せ場、聴かせどころが満載ですね。「H-G-K」「NO GOD」「Warning!」とか、すごいことになっているじゃないですか。

SAIKI 「NO GOD」は、ライブの感じがすごく出ていると思います。

――「NO GOD」と言いつつ、「BAND-MAIDのみなさんが神です」っていう感じですよ。

SAIKI 神? じゃあ、そういうことで(笑)。

小鳩 今回の曲たち、お給仕でも基本全部大変だと思いますっぽ。

AKANE 体力勝負になりそうですね。

小鳩 アルバムを出す度にハードルを上げていきたいですからね。ご主人様、お嬢様の期待をいい意味で裏切って、さらにもう1個上のものをお見せしたいっていうのは、常に思っているんですっぽ。そういう点で、今回も自分たちの首を絞めてできた1枚だと思いますっぽ。

――あと、完全生産限定盤にのみ収録されている「Youth」も必聴ですね。これはまさに「原点回帰」というテイストを感じます。

小鳩 初期の頃のBAND-MAIDの雰囲気が伝わるようなコーラスワークや音の感じがあると思いますっぽ。ツインボーカルの感じも強く出ているので、そういうところも含めてKANAMIちゃんが考えてくれましたっぽ。

KANAMI これは夏フェスとかでもやりたかったんですけど。

小鳩 いつかやりたいね?

KANAMI うん。だからご主人様、お嬢様に小鳩パートのところを覚えてほしいです。

小鳩 一緒に歌ってもらえたらいいなあって思っていますっぽ。

――《自分を曲げずに生きるんだ 強かに熱を上げていく》っていうところ、すごくBAND-MAIDらしいです。自分を簡単に曲げる人たちだったら、こういうスタイルを貫けないですからね。

小鳩 確かに(笑)。

SAIKI 大分意志が強い5人が集まっていますからね。

AKANE これからも自信を持って自分たちの音楽を伝えていきたいです。

小鳩 「メイドさんだけどかっこいいっていうギャップを大切にしたい」というのはずっとあるので。そもそもメイドさんじゃなかったら、BAND-MAIDではなくなるんですっぽ。

――今、もしみなさんが中高生で、BAND-MAIDに出会ったとしたら、「このバンド、かっこいい!」って、おそらくなっていますよね?

MISA なっていると思います。コピーしたりするのは大変でしょうけど。

SAIKI でも、最近、やってくれる人が増えているんですよね。小学生の子たちが歌ってくれていたりとか。「そんな重めの歌詞を歌うんだ?」って思いましたけど(笑)。

小鳩 「そんな人生に絶望したような歌詞、歌っちゃだめ!」って思ったことはありますけど(笑)。でも、すごく嬉しいっぽ。


BAND-MAID「After Life」Music Video


もっともっと新しいことも考えたいですね(SAIKI)

――今回、初めて「ぴあ」にご登場していただくので、みなさんがどのようなエンタメに触れて歩んできたのかも、お伺いしたいのですが。ミクさんは、演歌を子供の頃に習っていたんですよね?

小鳩 そうなんですっぽ。演歌から歌の楽しさを知ったというか、「歌って素敵だなあ。音楽ってとても面白いなあ」ってなったんですっぽ。おばあちゃんが演歌の教室みたいなのに通っていて、公民館とかでお着物を着て歌ったりしていて、お稽古に私も一緒についって行ってたんですよっぽ。

――天童よしみさんがお好きなんですよね?

小鳩 はい。小鳩が人生で最初に覚えた曲が天童よしみさんの「珍島物語」です。《海は割れるのよ》って、その頃は意味がよくわかっていなかったんですけど、「素敵な歌だな」って思っていましたっぽ。

――ロックに目覚めたのは?

小鳩 中学、高校くらいの頃に東京事変に出会って、「バンドってかっこいいんだっぽ!」ってなったんです。地元で友だちがバンドをやっていたりしたので、ライブを観に行ったり。ライブハウスでいろんなバンドを観て、どんどんバンドに目覚めていきましたっぽ。

――アニメとかもお好きですよね?

小鳩 はい。秋葉原でメイドさんをやっていた頃は、ニコニコ動画とかを観ながら初音ミクとか、ボカロ系の楽曲をすごく聴いていましたっぽ。

――最近、興味があるものは?

小鳩 BAND-MAIDを始めてからハードロックを聴くようになったんですけど、最近、海外のバンドさんもいろいろ聴くようになりましたっぽ。KANAMIちゃんがアンケートとかに書いているバンドを見て、「聴いてみよ!」ってなったり。ファンのご主人様、お嬢様と一緒のことをやっていますっぽ(笑)。

――(笑)SAIKIさんが音楽に目覚めるきっかけとなったアーティストは、どなたですか?

SAIKI 安室奈美恵さんです。テレビ番組で観た時、「こんなかっこいい女性がいるんだなあ!」って思って憧れて、「歌手」っていう存在も知ったんです。最初、ダンスを習うようになったんですけど、歌は小さい頃から褒められていたんですよね。

――今でも踊ることはあるんですか?

SAIKI 今、友だちと月1でダンス部をやっています。楽しいです。この間はAKANEも来ました。

AKANE 私もダンス部に入りました(笑)。

SAIKI BAND-MAIDがめちゃくちゃ大きくなって、バックダンサーとかに踊っていただけるようになったら、新しい世界が広がりそうだなと考えたりもしています。


BAND-MAID「Warning!」 Music Video

「先輩かっこいい!」って言われたくて(KANAMI)

KANAMI (Gt.)

――バンドは、どういうのを聴いていました?

SAIKI 毛皮のマリーズ、黒猫チェルシー、挫・人間、ゆらゆら帝国とかですね。UVERworldやONE OK ROCK、[Alexandros]も聴いていました。

――音楽以外だと、鉄道が好きだという話を聞いたことがあるんですけど。

SAIKI 新幹線が好きです。プラレールを集めたり、家で遊んだりしていますね。

小鳩 スニーカーとプラレールのお家だっぽね?

SAIKI はい。スニーカーが壁です。

小鳩 すごいんです。本当にスニーカーの箱で壁ができているんですっぽ。

SAIKI いよいよ棚を作らないとなって思っています(笑)。

――(笑)KANAMIさんのギターとの出会いは?

KANAMI 高校の時に始めました。ピアノをずっとやっていたので、キーボードで軽音部に入部したんですけど、「ギターの方がかっこいいし、後輩にモテそうだなあ」って思って。

SAIKI モテそう?

KANAMI うん。「先輩かっこいい!」って言われたくて。

小鳩 ちゃんと「KANAMI先生かっこいい!」ってなったっぽね?

KANAMI 本当? ありがとう。

小鳩 お給仕の時、KANAMIちゃんをじっと観てるお嬢様がいっぱいますっぽ。

KANAMI 夢が叶いました(笑)。

――(笑)どんなギタリストに憧れていました?

KANAMI サンタナはずっと心の癒しです。今でも疲れた時によく聴いています。

――ハードロックやヘヴィメタルとかとの出会いは?

KANAMI 高校生の時に、私を育ててくれた先輩が「これ弾け」って言って渡してくれたのが、ハードロックが多かったんです。キッス、ディープ・パープル、MR.BIG、メタリカとか。その頃からそういう曲を弾いてはいたんですけど、ちゃんと分析するようになったのはBAND-MAIDの「Thrill」の後くらいからですね。

――音楽以外で好きなエンタメは?

KANAMI うーん……何かなあ?

小鳩 コーヒーじゃない?

KANAMI コーヒーはエンタメなの?

AKANE やっぱりコーヒーじゃない? ドリップとかの勉強もしているし。

KANAMI そうですね。気に入っているコーヒー屋さんがあるので、そこでいつも頼んでいます。

SAIKI コーヒー、いつも持ってきているじゃん?

KANAMI 家で自分で淹れたのをいつも持ってきています。自分で淹れた方が、買ったものより美味しいと思っているので。

小鳩 コーヒーについての漫画を読んだりもしているっぽね?

KANAMI うん。『僕はコーヒーがのめない』が、とても面白かったです。

「将来音楽をやりたいんだ」ってずっと言っていました(MISA)

MISA (Ba.)

――みなさんそれぞれ、いろんなものを楽しんでいますね。では、次にMISAさん。どんな音楽を聴いてきました?

MISA 幼少期にお母さんが英才教育としてビートルズ、ジミ・ヘンドリックス、ザ・フーとかを聴かせてくれていました。それがバンドに目覚めたきっかけでしたね。ギターを初めて持ったのは中1だったと思います。そこから音楽をすごく意識するようになって、「将来音楽をやりたいんだ」ってずっと言っていました。バンドを初めて組んだのは高校の時です。

――ベースを始めたきっかけは?

MISA 「ベースやらない?」って誘われたんです。2、3年経ってから好きなベーシストをインターネットで見つけました。パズ・レンチャンティンです。

――ア・パーフェクト・サークルの?

MISA はい。今、ピクシーズです。尊敬しています。

――スマッシング・パンプキンズとか、オルタナ、グランジ系のバンドが好きですよね?

MISA 好きです。ナイン・インチ・ネイルズとか、重くて遅いのが好きなんですよね。あと、ブリットポップ系。ブラーが大好きです。

――音楽以外で好きなものは?

MISA ゲームばっかりやっています。

――あと、やっぱりお酒ですよね?

MISA お酒、好きですね(笑)。

――MISAさんといえば、ウイスキーというイメージがあります。

MISA ウイスキーもいろいろな種類があって面白いんですよ。飲み方を変えたり、いろいろな楽しみ方ができます。私はロックに炭酸水をちょっと入れる飲み方が好きです。

――読者におすすめのウイスキーはあります?

MISA 私、ラフロイグが好きなんです。おすすめです。

――では、最後にAKANEさん。もともと吹奏楽をやっていたんですよね?

AKANE はい。中学、高校でトロンボーンを吹いていました。高校2年生の時に吹奏楽部をやめてギターで軽音部に入ったんですけど、高校3年生の終わりくらいに本格的にドラムを始めて、そのまま専門学校に入りました。

――ギターに触れた時期もあったんですね。

AKANE はい。ギターで挫折しまくりました(笑)。幼稚園ぐらいまではピアノをやっていたんですけど、あまり自分の中でハマらなくて。中学でトロンボーンを始めてから「音楽楽しい」ってなったんですよね。高校の頃からELLEGARDEN、BUMP OF CHICKEN、RADWIMPSにがっつりハマって。あと、その前にORANGE RANGEにもハマりました。フェスにも行くようになって、友だちの影響でメロコアとかも聴くようになって、「自分でもやりたい」ってなったんですよね。

――音楽以外で夢中になっているものはあります?

AKANE アニメです。最初にハマったのは、小学生の時に観た『シャーマンキング』です。あと、『テニスの王子様』とか。アニメは今でもシーズン毎に一通りチェックしています。

――今シーズンのおすすめは?

AKANE 『呪術廻戦』です。

SAIKI あれは面白いな。

この状況でもできることをひとつずつやっていきたい(小鳩)

――5人それぞれいろんな趣味やルーツがありますね。BAND-MAIDの多彩さの理由は、そこにもあるのかもしれないですよ。

小鳩 そうかもしれないですね。BAND-MAIDは、趣味多めですっぽ。

――みなさんそれぞれの感性が、これからもBAND-MAIDを進化させていくと思いますが、2021年はどんな活動をしていきたいとイメージしていますか?

小鳩 今後、社会状況がどうなるのかわからないところもあるので、具体的に言えることはまだないんですけどっぽ。去年は、コロナ禍でもできるオンラインお給仕とか、状況に合わせてやれることをいろいろ試行錯誤してなんとかやっていけたんですっぽ。今年もまずはこの状況でもできることをひとつずつやっていきたいですっぽ。ご主人様、お嬢様に私たちの音楽を伝えるっていうことをこれからも止めないでやってきたいですっぽ。

SAIKI 今年も去年みたいな状況が続くのならば、もっともっと新しいことも考えたいですね。まだまだフラストレーションが溜まる世界だと思うので、それを発散できるような音楽をさらに届けたいです。


取材・文 / 田中大
写真 / 石丸敦章



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【応募締め切り】
2021年2月15日(月) 23:59まで
※期間中は何度でも応募可能です。


配信ライブ情報

BAND-MAID ONLINE OKYU-JI

2月11日(木・祝) 開催 17時開演(日本標準時JST)
詳細:
https://bandmaid.tokyo/contents/398790

BAND-MAID ONLINE OKYU-JI (Dec. 13, 2020)

配信期間:3月13日(土) 23:59まで
詳細:
https://bandmaid.tokyo/contents/376042

BAND-MAID ONLINE OKYU-JI (July 23, 2020)

配信期間:2月28日(日) 22:00まで
詳細:
https://bandmaid.tokyo/contents/376043

リリース情報

BAND-MAID 4th ALBUM『Unseen World』

発売日:2021年1月20日(水)
https://lnk.to/UnseenWorld_CD


BAND-MAID 『Unseen World』ジャケット

●完全生産限定盤(2CD+Blu-ray+ STUDIO PHOTOBOOK)
特殊パッケージ予定(ポスター型ブックレット封入)
税込7,700円

【CD】 全14曲収録
Disc1:原点回帰盤
1. After Life
2, Why Why Why
3. Youth
4. サヨナキドリ
5. CHEMICAL REACTION
6. Manners
7. I still seek revenge.


Disc2:現点進化盤
1. Giovanni
2. H-G-K
3. Manners
4. BLACK HOLE
5. 本懐
6. NO GOD
7. Warning!


【Blu-ray】MIKU KOBATO(Vo&Gt.)、KANAMI(Gt.)、MISA(Ba.)、AKANE(Dr.) Instrumental Music Video全4曲収録
※完全生産限定盤のみマルチチャンネル映像対応(一部デッキによっては非対応)
・After Life(Instrumental Video)
・NO GOD(Instrumental Video)
・Giovanni(Instrumental Video)
・without holding back(Instrumental Video)


【STUDIO PHOTOBOOK】
36P写真集

●初回生産限定盤(CD+DVD)税込4,400円

【CD】全12曲収録
1. Warning!
2. NO GOD
3. After Life
4. Manners
5. I still seek revenge.
6. H-G-K
7. サヨナキドリ
8. Why Why Why
9. CHEMICAL REACTION
10. Giovanni
11. 本懐
12. BLACK HOLE


【DVD】MIKU KOBATO(Vo&Gt.)、KANAMI(Gt.)、MISA(Ba.)、AKANE(Dr.) Instrumental Music Video全4曲収録
・After Life(Instrumental Video)
・NO GOD(Instrumental Video)
・Giovanni(Instrumental Video)
・without holding back(Instrumental Video)


●通常盤(CD only)税込3,300円

【CD】全13曲収録
1. Warning!
2. NO GOD
3. After Life
4. Manners
5. I still seek revenge.
6. H-G-K
7. サヨナキドリ
8. Why Why Why
9. CHEMICAL REACTION
10. Giovanni
11. 本懐
12. BLACK HOLE
13. without holding back


BAND-MAID『Unseen World』 配信リンク一覧
https://lnk.to/Unseen_World


関連リンク

BAND-MAID OFFICIAL HP
https://bandmaid.tokyo

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