堂本光一はジャニーさんの申し子! 稽古場で俳優陣に「Youたち!」
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堂本光一が演出、脚本、主演を務める人気ミュージカルを映画館で上映する『Endless SHOCK』が2月1日に公開を迎え、東京・日比谷の帝国劇場にて堂本をはじめ、共演の上田竜也、梅田彩佳、越岡裕貴、松崎祐介、前田美波里が舞台挨拶に登壇した。
堂本主演、故・ジャニー喜多川の演出で2000年に『MILLENNIUM SHOCK』というタイトルで初演され、2005年からは堂本が脚本、演出にも携わり『Endless SHOCK』として上演されてきた人気ミュージカルで、ショウビジネスの世界に生きる若者たちの葛藤や覚悟を描き出す。昨年の緊急事態宣言を受け、無観客の帝国劇場に複数のカメラやドローンを運び込んで撮影された映像を堂本自ら編集して映画として公開することに。
この日の舞台挨拶は全国の劇場に生中継されたが、堂本は「スクリーンの大画面に堪えられているか心配なので、手短かに…(苦笑)」と語りつつも、この状況下で劇場まで足を運んでくれた観客への感謝の思いを口にした。
もともと、撮影された映像は「僕の老後の楽しみにしようかと…(笑)」と堂本が語るように、映画として上映するために撮られたものではなかった。この『Endless SHOCK』の3年後を描いたスピンオフ版『Endless SHOCK -Eternal-』が昨秋、大阪で上演され、この2月4日より帝国劇場でも上演されるが、そのスピンオフに合わせて本編も楽しめるようにと堂本が映画館での上映を提案し実現した。
前田は堂本のこのアイディアを「光一くんは商売人!」と絶賛。上田は「(アイディアを)聞かされた時、すっげーおもしれぇな!と興奮しました。光一くんってジャニーさんの申し子。後ろにジャニーさんの発想力があって、普通じゃ思いつかない発想をしてくれる」と語る。梅田はこの上田の「ジャニーさんの申し子」という言葉に鋭く反応!現在、同劇場での4日からの『Eternal』に向けての稽古中だが「こないだ、稽古場で光一さんが『Youたち』ってさらっと言って、興奮しちゃいました!めっちゃジャニーさんみたいだなって」と明かしていた。
『Endless SHOCK』は演出の都合上、帝国劇場、大阪の梅田・芸術劇場、福岡の博多座の3劇場でしか上演ができないとされているが、今回の映画上映で、全国のファンが本作を楽しむことが可能に。堂本は本作が掲げてきた「SHOW MUST GO ON」というテーマと現在のコロナ禍の状況を踏まえつつ「決して我々も、こういう状況下で『何があっても幕を開ける』という意味ではなく、つまづいたときに後ろを振り向いてみたり、そこから少しずつ歩き出す勇気――そっちのほうが大事なんじゃないかというメッセージがあると思う。今の世の中に重ね合わせてみていただけたら」と呼びかけた。
取材・文・写真=黒豆直樹
『Endless SHOCK』
2月1日(月)から2週間限定全国ロードショー
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