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東アジア反日武装戦線を追ったドキュメンタリー『狼をさがして』3月公開

映画

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CINRA.NET

©Gaam Pictures

ドキュメンタリー映画『狼をさがして』が3月27日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。

『第40回韓国映画評論家協会賞』独立映画支援賞、『第21回釜山映画評論家協会』審査委員特別賞を受賞した同作は、20代半ばの会社員たちによって構成され、1974年から1975年にかけて連続企業爆破事件を起こした組織「東アジア反日武装戦線」を追った作品。出所したメンバーとその家族、支援者の証言を追う中で彼らの思想の根源を紐解いていく。原題は『東アジア反日武装戦線』。

メガホンを取ったのはキム・ミレ。大阪・釜ヶ崎で日雇い労働者を撮影していた2000年代初頭に同組織の存在を知り、撮影を始めた。出演者には、太田昌国、大道寺ちはる、池田浩士、荒井まり子、荒井智子、浴田由紀子、内田雅敏、宇賀神寿一らが名を連ねる。

今回の発表とあわせてポスタービジュアルと場面写真、森達也のコメントが公開。ポスタービジュアルには「連続企業爆破事件から45年――なぜ彼らはテロを起こしたのか?」というコピーが添えられている。

森達也のコメント

彼らは何を求めたのか。そして何を間違えたのか。
時代は終わっていない。そこにかつて統治された国からの視点が重なる。
事件から半世紀が過ぎかけているからこそ、僕たちは解釈の多様さを取り戻さなくてはならない。