小田井涼平、純烈主演の戦隊映画「スーパー戦闘 純烈ジャー」でアカデミー賞目指す
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「スーパー戦闘 純烈ジャー」制作発表会見の様子。前列左から佛田洋、小田井涼平、白川裕二郎、後上翔太、酒井一圭。後列左から純ブルー、純レッド、純グリーン、純バイオレット。
戦隊ヒーロー映画「スーパー戦闘 純烈ジャー」の制作発表会見が本日2月1日に東京・大江戸温泉物語で行われ、主演を務める純烈のメンバー4人、監督の佛田洋が出席した。
後上翔太、「忍風戦隊ハリケンジャー」の白川裕二郎、「仮面ライダー龍騎」の小田井涼平、「百獣戦隊ガオレンジャー」の酒井一圭の4人からなる純烈は、特撮出身の俳優が中心となって結成されたムード歌謡コーラスグループ。「スーパー戦闘 純烈ジャー」では、温泉施設の平和を守る“純烈ジャー”として人知れず悪と戦う純烈の姿が描かれる。
まずマイクを手にした後上は「ほかのメンバーが元仮面ライダー、元なんとかレンジャーのような自己紹介をする中で、僕1人が“元東京理科大学だ”と言い続けてきて10数年経ったのですが、やっと今年からは『純烈ジャーの後上です』と言えることをとてもうれしく思います」と満面の笑みで挨拶する。
製作経緯について酒井は「メンバーの中には元仮面ライダーや元レンジャーがいるので、『夢は紅白! 親孝行!』とがんばっている最中にも、いつかこういった作品に戻ってこられたらうれしいという思いがずっとありました」「マダムの皆さんにも観てほしいという思いも生まれてくる中で、『だったら、純烈が戦隊になったらいいんじゃないか』とデビューの頃から抱いていた妄想を今回形にしようと」と説明する。
また酒井は「まだうだつが上がらない6人組だった頃の純烈が、ハリケンジャーのイエローである山本康平くんに誘われて『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』に出演させてもらったときに歌った挿入歌『しのび哀』は、マダムたちも楽しんでくれている歌です。すごくしんどかった時期に助けてくれた山本康平くんを通し、東映からこんなお話があるよということで一気に沸いて盛り上がった作品」と述べる一方、本作の現場を振り返り「後上が撮影で変身する姿を見るだけで、スタッフもメンバーも全員大爆笑でした。とても初々しくて(笑)」と暴露していた。
白川は「戦隊ものは僕の原点でもあるので、戻ってこられたのはシンプルにうれしいし、ありがたいことでした」と感謝を口にし、「当時応援してくださったファンの皆さん、また、この映画を通して東映作品のファンがあわよくば、純烈のファンになってほしいと思いました」と述懐。また小田井は「歌の世界に入ってからは俳優をやることが少なくなったので、単純に映画という形であることがうれしかったです。映画に出るということは“王様のブランチ”の映画コーナーに出演して、LiLiCoのインタビューを受けるのではと思い、今から興奮しております」と妻・LiLiCoとの共演に期待する様子を見せた。
酒井から指名を受けて今回監督を務めることになったのは佛田。「みんながこうやってヒーローに戻ってきてくれたことが感無量です」とコメントし、「今日は発表できないけれど、素晴らしいゲストもたくさん出ているので、楽しみにしていてください」と期待をあおる。
締めの挨拶で小田井は「僕たちは新しいジャンルを開発しつつやっていきたいです。『夢は紅白! 親孝行!』でやってきましたが、今年に限っては『夢はアカデミー賞』です。レッドカーペットを歩きたいです」と高らかに宣言。「ノミネートだけでもうれしいです。作品は今まで見たことのないエンタテインメントになっているので、夢は大きくアカデミー賞でいきたいと思います」と意気込みを見せた。
続けて全国のスーパー銭湯に向けて“お願いごと”も。小田井は「『スーパー戦闘 純烈ジャー』のポスターを貼ってくれる銭湯を公式サイト、 Twitterで募集しています。温浴施設であればどんなところでもOKです。コロナで僕たちがお世話になっていた湯乃泉相模健康センターが閉館になってしまい、寂しい思いをしました。映画を通して、またこの業界に活気が戻ればいいなと思っています」と呼びかけた。
「スーパー戦闘 純烈ジャー」は2021年秋に公開。東映ビデオが製作・配給、鈴村健一がナレーションを担当する。
(c)2021東映ビデオ