菅田将暉主演、ヴィンチェンゾ・ナタリ『CUBE』公認リメイク映画が10月公開
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©2021「CUBE」製作委員会
映画『CUBE』が10月22日から公開される。
同作は、1997年に公開されたヴィンチェンゾ・ナタリ監督『CUBE』の初公認リメイク作品となる密室サスペンス。謎の立方体「CUBE」に閉じ込められた何の接点も無い6人の男女が、殺人的なトラップに襲われながらも暗号を解読し、「生きる」ために脱出しようとする姿を描く。
エンジニアの後藤裕一役で主演を務めるのは菅田将暉。団体職員の甲斐麻子役を杏、フリーターの越智真司役を岡田将生、中学生の宇野千陽役を田代輝、整備士の井手寛役を斎藤工、会社役員の安東和正役を吉田鋼太郎が演じる。監督を『MANRIKI』の清水康彦が務め、脚本を『おっさんずラブ』などのシリーズの徳尾浩司、音楽を映画『キングダム』などのやまだ豊が担当したほか、クリエイティブ協力にヴィンチェンゾ・ナタリ本人が参加。昨年の10月から11月にかけて都内で撮影され、今夏に完成予定だ。
今回の発表とあわせて特報映像とティザービジュアル、キャラクタービジュアルが公開。後藤が目を覚ます姿から始まる特報映像では、甲斐が「ところであなたたち、何者ですか?」と尋ねる様子、「出してー!!」という叫び声などが確認できる。赤く染まった「CUBE」の内部と針に刺さったブーツが写し出されたティザービジュアルには「この部屋に入ったら、最後。」というコピーが添えられている。
ムビチケは本日2月2日10:00から販売開始。購入者全員への特典として、「あなたも閉じ込められる!? オリジナルCUBEフレーム」がプレゼントされる。同フレームに写真を合成すると自分自身が「CUBE」に閉じ込められるオリジナル画像が完成し、画像と連携したTwitter投稿キャンペーンも実施。詳細は『CUBE』オフィシャルサイトで確認しよう。
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菅田将暉のコメント
この場所がなんなのか。
自分は、何者なのか。
立ちはだかる理不尽を前に
何の為に生きるのか。
こんなにしんどいのに
何故生きるのか。
何が、怖いのか。
僕らは何と戦っているのか。
もっと楽な道はないのか。
そこで笑っている君は幸せなのか。撮影しながらも頭の中には疑問だらけでした。
映画というよりは演劇的空間の中で、
共に過ごした演者のみなさんとは
奇妙な連帯感がいつしか芽生えていました。
こんな映画です、とカテゴライズするのは
とても難しいです。
実験的なエンターテインメントを
楽しんでもらえたら何よりです。杏のコメント
あの名作に参加できるのだ!ととても嬉しく思いました。
CUBEのスタジオセットを目にしたときに、感動したと共に、これは大変だ、とも思いました。
一つの空間の中で作り上げることはとても大きな挑戦になりました。
現場に参加していても、完成はどうなるのか実際には見られていません。
閉じ込められた数人の男女がどのように立ち向かっていくのか、それぞれのドラマを見ていただければと思います。岡田将生のコメント
ほんとに楽しかったです。
こんな素敵な方々と一緒に映画を作れて幸せでした。
CUBEの空間は異様で、あのセットも僕たち同様にキャストでした。色々な想像をさせてくれてお芝居の手助けをたくさんいただきました。クランクアップをした時は本当に脱出した感覚でしたし、この映画を見てくれる方も映画館から脱出する感覚で見てもらえる作品なのではと思います。田代輝のコメント
出演が決定した時は、喜びと同時に不安もありましたが、監督をはじめ、大先輩の共演者の方々、スタッフの皆様に支えられて、なんとか撮影を終えることができました。すべてが衝撃的な内容になっていると思うので、僕自身公開が楽しみです!
斎藤工のコメント
20年以上前に劇場(CUBE)で喰らったカナダ映画
ヴィンチェンゾ・ナタリの『CUBE』と言う衝撃
そこから今日まで様々な展開がなされて来た『CUBE』と言う映画的ソース
コロナ禍の中、世界中が家と言う“CUBE”にステイホーム、巣ごもりを余儀なくされた今こそ
そして清水康彦監督の手によって
この『CUBE』の正体、核心に迫れる作品になるのではないかと必然を感じています吉田鋼太郎のコメント
先ず、才能に溢れた5人の共演者の方々とご一緒できた事が何よりの幸せであり刺激でした。
しかも逃げ場の無い密室での長時間の緊張感漲る駆け引きは、これまでの俳優人生に於いても初めての経験であり、得難い体験をさせて貰いました。共演者の方々、監督始め全てのスタッフに感謝したいです。
さて、あの密室で、あの閉塞感の中で繰り広げられた僕達の演技がスクリーンの上にどのように映し出されるのか、本当に楽しみです。観客の皆さんと一緒にワクワクしながら上映を待ちたいと思います!清水康彦監督のコメント
CUBEがもたらす圧倒的秩序には誰も抗えない。
本作を作る我々もCUBEに入ったようなものでした。
(同じ場所でずっと撮影しましたから)
そして、自分自身と向き合うことになる。
己という深淵に潜むのは、希望か絶望か。
まもなく、あなたもCUBEの中。
いや、既に中に入っているのかもしれません。製作陣のコメント
企画意図
シンプルな設定から生まれる極上のサスペンスと究極の人間ドラマ。カナダ発のスリリングな「CUBE」の世界観と精神を忠実に守りながら、それを様々な苦難を乗り越えてきた日本人に反映させたらどうなるだろうか?それが企画の原点でした。「自分」がさらけ出される空間で、どんなぶつかり合いと気づきが生まれるのか、日本でこの「人間」と「人間性」のサバイバル・ストーリーをリメイクする意味を模索しながら、作品を作り上げています。登場人物たちと共に「CUBE」に思いきり翻弄される映像体験を是非ご期待ください!
キャスティング理由
メインキャストは年齢も性別もバラバラな6名のみ、と考えた時に、各世代を代表するような方々をこの空間に集結させたい、という想いがありました。それぞれが唯一無二の存在でありつつ、どこかにいそうでもある。特にストーリーの主軸となっていく後藤という役には、「いま」をリアルに体現してもらう必要があり、真っ先に思いついたのが菅田将暉さんでした。お互いに共演歴がありつつも、意外性と新鮮さを感じられる組み合わせとなった超豪華なドリームチームが揃い、しびれるようなぶつかり合いを繰り広げていただいています。