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もしかして俺って…成田凌の主演作「くれなずめ」予告解禁、主題歌はウルフルズ

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「くれなずめ」ポスタービジュアル

成田凌が主演、松居大悟が監督を務めた「くれなずめ」の予告編がYouTubeで解禁された。

友人の結婚披露宴で余興として赤フンダンスを披露するため、5年ぶりに集合した高校時代の仲間6人が過ごす時間を描く「くれなずめ」。主人公の吉尾を成田が演じたほか、東京で劇団を主宰している欽一を高良健吾、欽一の劇団で役者をやっている明石を若葉竜也、高校時代お調子者だった後輩・ソースを浜野謙太、東京で会社員をしている大成を藤原季節、地元のネジ工場で働くネジを目次立樹が演じた。

予告編の冒頭には、赤フンダンスを披露するも招待客からドン引きされてしまい意気消沈する6人の姿が。その後彼らの高校時代に場面は切り替わり、前田敦子演じる清掃委員長が激怒するさまや、城田優演じる同級生・松岡が吉尾に絡む様子などが映し出されていく。そしてシーンは再び現在へ。カラオケボックスでマイクを持った吉尾は「ずっと気になってたんだけど。もしかして俺ってさ……」とある疑問を仲間たちにぶつける。

映像の後半で流れるのは、ウルフルズによる主題歌「ゾウはネズミ色」。成田は「初めて聴いた時は、身体に染み込みながら響ききった感じがして、映画終わった後のエンドロールの風景で、この曲が入るのかと思ったら鳥肌が立ちました」と同曲を絶賛し、ウルフルズのトータス松本は「役者もみんなすごい良いし、ユーモアがあって面白い映画になっているので、この『ちょっとねじ曲がった青春群像劇』を楽しんでください」と呼びかけている。

「くれなずめ」は4月29日より東京・テアトル新宿ほか全国でロードショー。

成田凌 コメント

松居監督と2人で「やっぱ主題歌はウルフルズさんがいいよね」「バカなふりして聞いてみたらどうですか?」なんて話していました。ドラマの現場で初めてトータス松本さんとお会いしたときに、「くれなずめ見たで」って言ってくれて、「どんな曲がいいと思う?」って言ってくれたんです。すごくおしゃれで最高な返事をしてくれて、とてもテンションが上がってずっと出来上がりを楽しみにしていました。初めて聴いた時は、身体に染み込みながら響ききった感じがして、映画終わった後のエンドロールの風景で、この曲が入るのかと思ったら鳥肌が立ちました。
最後に面白い仕掛けもありますし、主題歌いいし、ほんとちょっとしか出てない人たちがものすごく豪華で最高の瞬間を与えてくれます。自分の作品にこんなことをいうのは照れくさいけど、期待してもらって良いと思いますので、観てください!

松居大悟 コメント

「ウルフルズは世界一だよ」
普段はモゴモゴしてるくせに、ウルフルズと岡本太郎の話をする時だけまっすぐな瞳で呟くアイツが、なんだか恥ずかしかった。友だちへの手紙みたいな映画だから、そのバンドの曲で、下手くそなりに一生懸命、赤フンで踊りたかった。体はだらしなくて口が半開きだったのは、余裕がなかったからだよ。過去を振り返ってばかりだからこそ、映画の最後にはそのバンドの最新曲が流れたらいいなぁなんて、成田君と夢みたいな未来を夢見ていた。
トータスさんは、ウルフルズは、この作品の編集版を見て、「書き下ろす」って言ってくれたんだ。「ゾウはネズミ色」なんてとんでもない名曲、どんだけお前のことわかってるんだよ。聞いた? なに? モゴモゴすんなよ。お前へのラブソングじゃねぇよ調子乗んなよ。みんなに見られるのはちょっともったいないけど、「やっぱりウルフルズは世界一だな」ってなるよ、きっと。
本当にありがとうございます。ありがとう以上の言葉があればいいのにって何度も思いました。
間違い続けて、映画「くれなずめ」を作ってよかったです。

トータス松本 コメント

劇中の「それが答えだ!」は、パパイヤ鈴木さんが振り付けを担当してくれた曲。PV用に皆で歌番組の現場とかでも空き時間に通路でずっと踊りの練習していた当時の思い出が蘇ってきました。映画の登場人物が嬉々としている姿が、若い頃の自分達をみているようで、嬉しくもあり、自分のことのように恥ずかしく思いました(笑)。主題歌「ゾウはネズミ色」はそんな「それが答えだ!」のアンサーソングを意識して作りました。
あれから約20年経って、「答えとは何か」と言えるようになっているかというと全然そんなことはない。生活していく上で色んなことは学ぶけど、「答え」には辿り着かないということが、昔よりもさらによく分かってきた。だけど「そういうもんなんじゃないの」と思っています。主題歌でかかる僕らの曲は、映画を観た後味を汚さないようにしないといけないのが大事。役者もみんなすごい良いし、ユーモアがあって面白い映画になっているので、この「ちょっとねじ曲がった青春群像劇」を楽しんでください。

(c)2020「くれなずめ」製作委員会