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『ブラジル先住民の椅子』展で90点超を日本初公開 会場構成は伊東豊雄

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ウルフ作(メイナク)『ジャガー』 ©BEĨ collection / by Andreas Heininger

展覧会『ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力』が9月17日まで東京・白金台の東京都庭園美術館で開催されている。

南米大陸やブラジル北部のアマゾン河、シングー川流域で暮らす先住民が制作した一木造りの椅子に着目した同展では、ブラジル・サンパウロに拠点を持つ美術、建築関連の出版社・ベイ出版が所蔵する350点以上のコレクションから、先住民・メイナク族の人々による動物を象った椅子を中心に、ブラジル国外では初公開となる92点を展示予定。会場となる東京都庭園美術館の本館では展示台を設けて椅子を浮き上がらせ、新館では多数の椅子を床に設置し、座り込んで対面するような構成になるという。会場構成は建築家の伊東豊雄が担当。

会期中の7月7日には、東京都庭園美術館館長の樋田豊次郎による講演会『メイナクの兄弟との出会い』を実施。また、7月20日から8月31日までの毎週金曜は夜間開館を行なう。詳細はイベントのオフィシャルサイトで確認しよう。

伊東豊雄のコメント

ブラジル先住民が一本の丸太から彫り出した椅子(ストール)は、実に力強いエネルギーに溢れています。この魅力をいかなる展示によって伝えることが出来るでしょうか。
東京都庭園美術館は旧朝香宮邸(本館)とホワイトキューブ(新館)という対照的な空間に分かれています。装飾性の強い小部屋に分かれた本館では、抽象的な展示台を設けて椅子を浮き上がらせ、ワンルームの新館では沢山の椅子を床に置いて、座り込んで対面するような展示構成としました。ブラジル先住民の椅子と展示空間のコラボレーションをお楽しみ下さい。