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Snow Man 深澤辰哉&佐久間大介、ラジオで盟友A.B.C-Zと共演実現 心温まるエピソードから伝わる深い繋がり

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リアルサウンド

 A.B.C-Zが2月1日にデビュー9周年を迎えた。記念日の翌日となる2月2日、彼らがパーソナリティを務めるラジオ『A.B.C-Z 今夜はJ’s倶楽部』(NHKラジオ第1)に全員集合し、生放送で心境を思う存分語り合うはずだった。だが、この日A.B.C-Zは熊本県での仕事があり、まさかのリモート出演に。そんなピンチを支えたのが、Snow Manの深澤辰哉&佐久間大介だ。

 きっかけとなったのは、1月30日に放送された『らじらー!サタデー』(NHKラジオ第1)オンエア中に、2人がA.B.C-Zの河合郁人にかけた生電話だった。深澤が河合からの不在電話を受けて、番組が終わったらかけ直そうとしていたところ、佐久間に「今かけちゃえば?」と背中を押される形で、緊急ゲスト電話出演となったのだ。

 その場の勢いで“かけちゃえ”というSnow Manも思い切りが良いが、河合も「ふたりは2月2日の夜9時ってお仕事中? スタジオに2人いるのどう?」と交渉を始め、“出ちゃえ”とフレキシブルさを発揮する。さすが「YOU、出ちゃいなよ」でフレーズでおなじみのジャニー喜多川氏が育てたジャニーズアイドルたちだ。

 思わぬ形で実現したA.B.C-ZとSnow Manのラジオ共演。先述したように、深澤は河合との親睦が深く、河合が木村拓哉がパーソナリティを務めるラジオ『木村拓哉 Flow supported by GYAO!』(TOKYO FM)に出演した際も、「Snow Manの深澤(辰哉)は、昔から仲良くしているんですけど」と可愛がっている後輩として名前を出していた。さらに、ナポリタンや豚の生姜焼きなど手料理も振る舞うという話も飛び出す溺愛っぷり。新居の内見にも深澤を連れて行くのがお約束。一方で、深澤は河合の誘いをドタキャンして、Kis-My-Ft2の玉森裕太との食事を優先させたことがあるとバラエティ番組で告白して笑いを誘うなど、遠慮のない2人ならではの関係性が多くのファンを喜ばせている。

 そして、佐久間もこの日の放送で、塚田僚一にプライベートでいかにお世話になっているかを明かした。佐久間が塚田の家に遊びに行くと、手料理を振る舞われた上に、お風呂や着替えの準備も万端。翌日の朝食、昼食、そして夕飯まで用意してくれて、さらには洗濯まで全てやってくれるといういたれりつくせり状態。手料理も、おでん、生姜焼きとバリエーション豊かで、なかでもバターチキンカレーが絶品だと声をはずませる。塚田は、かつて高級な料理や洋服をあげるなど、物質的なギフトが先輩としてできることだと思っていたのだが、こうした真心を込めてもてなす心理的なギフトで、後輩を可愛がることもできるのだと気づいたと話していた。

 また、深澤と佐久間の口からは、後輩グループたちの振り付けにも挑戦している五関晃一の魅力も言及。振り付けを忘れてしまい「どうやるんでしたっけ?」と確認をしても、決して怒ることはなく「俺も忘れちゃった」とチャーミングに返してくれるので質問がしやすいこと。ときには「(もう1回教え直すのは)嫌だよ!」と言いながらも、体は動いていて、最終的には教えてくれるツンデレっぷりもキュートだ、と話す。そんな2人の絶賛ぶりに、五関は「Snow Manのフォーメーションの記憶は、阿部ちゃん頼み」と、Snow Manイチ秀才キャラの阿部亮平の名前を出して照れ隠し。そんなところが後輩たちを魅了してやまないのだろう。

 さらに、A.B.C-ZとSnow Manの2グループが誕生する前のジャニーズJr.時代、J.J.Expressというユニット名で共に活動していた橋本良亮と深澤は、当時の思い出話に花を咲かせる。毎日のように深澤の家に遊びに行っていたこと。深澤の家には、橋本のうちわも飾ってあったというほど家族ぐるみの仲の良さ。加えて、Hey! Say! JUMPの有岡大貴、八乙女光、髙木雄也とも“いつメン”と呼べるほど共に行動していたこと……など、2人の楽しそうな会話に、キラキラな笑顔と夏祭りの光景が想像できた。「はっしー×Snow Man=エモい」という公式は間違いないと、改めて感じる時間となった。

 そんな心温まる話が次々と溢れる中、戸塚祥太の期待を裏切らない男っぷりも健在。深澤をはじめ宮舘涼太、岩本照ら、霊感があるタイプのメンバーが多いSnow Manの話になると、河合が「戸塚さんは金縛りは常連さんです」と紹介。「金縛りはだいたいもう毎日ありますね」と落ち着いたトーンでザワザワするトークを展開していく戸塚が、戸塚らしくて微笑ましい。さらに知人が夢に出てくると必ず何か起きるという「シンクロニシティ」も感じていると続ける。たまらず深澤が「何かそういう力を持っているのでは」と尋ねると、「そうね、HUB(ハブ)だよね。俺という存在自体が」と名言が飛び出した。

 HUBとは、ネットワークの中継地点となる機器のこと。今回、ゲストというよりも助っ人として、A.B.C-Zとリスナーとの間に立った深澤&佐久間も見事なHUBっぷりだった。この先もA.B.C-Z、Snow Manが盟友としてお互いを盛り上げながら活躍を続けていってほしいものだ。そのグループの垣根を超えた取り組みが、ピンチがスペシャルな思い出に変えてくれるのだから。2グループがそれぞれのステージで輝きながら、つないでくストーリーをこれからも楽しみにしている。