「カムカムエヴリバディ」でSixTONES松村北斗、村上虹郎が朝ドラ初出演
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松村北斗(SixTONES)
2021年度後期の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」から岡山編のキャストが明らかに。松村北斗(SixTONES)、村上虹郎、小野花梨、岡田結実、YOUが朝ドラ初出演を果たす。
「カムカムエヴリバディ」は昭和、平成、令和の時代をラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘の姿を3世代にわたって描く連続テレビ小説105作目。「ちりとてちん」の藤本有紀がラジオ英語講座とあんこ、野球、ジャズ、時代劇を題材に書き下ろすオリジナルストーリーとなる。上白石萌音が祖母・橘安子(やすこ)役、深津絵里が母・るい役、川栄李奈が娘・ひなた役でヒロインを務めるのは既報の通り。
このたび解禁されたのは、安子を取り巻くキャラクターの俳優陣だ。日本でラジオ放送が始まった1925年3月22日、岡山市内の商店街にある和菓子屋「たちばな」で生まれる安子。彼女はあんことおしゃれが大好きな看板娘として育ち、ラジオ講座をきっかけに英語を学び始める。そんな安子と出会い、彼女の運命を大きく動かしていく青年・雉真稔(きじまみのる)役で松村が起用された。稔は地元で有名な名家・雉真家の跡取りで英語が堪能という人物だ。
安子の家族を演じるのは、甲本雅裕、濱田岳、西田尚美、鷲尾真知子、大和田伸也の5名。甲本がたちばなのあんこの味を大切に守る父・金太、濱田が家業にまったく興味を持てない兄の算太、西田が心優しい母・小しず、鷲尾が絶品のおしるこを作るしっかり者の祖母・ひさ、大和田が職人気質だが安子には甘い顔を見せる祖父・杵太郎を演じる。
また村上が稔の弟で安子の同級生である野球少年・勇、段田安則が稔と勇の父親で雉真繊維の社長を務める千吉、岡田が雉真家に嫁ぐ良家育ちの雪衣、YOUが千吉の妻・美都里に起用された。そのほか小野が安子の幼なじみで豆腐屋の娘・水田きぬ、浅越ゴエ(ザ・プラン9)がきぬの父で水田屋とうふを切り盛りする卯平を演じる。
また米米CLUBのメンバーとして知られる金子隆博が音楽を担当することも発表された。金子は過去にNHKドラマ「夫婦善哉」で脚本の藤本とタッグを組んだ経験がある。
「カムカムエヴリバディ」の収録は2021年春頃に岡山、大阪、京都でスタート。上白石と新キャスト12名、金子、制作統括の堀之内礼二郎によるコメントは下記に掲載した。
上白石萌音 コメント
あまりにもすてきで心強い顔ぶれに、何度もキャスト表を読み直しては心を躍らせています。
皆様のお顔やお声を想像しながら脚本を読むと、ただでさえいとおしくてたまらなかった登場人物たちに体温が宿り、物語がいっそう鮮やかに色付くのを感じます。
顔を見合わせて岡山ことばのセリフを交わせる日が、今から待ち遠しいです。胸をお借りして、たくさん勉強させていただきます。
出来たての和菓子のように温かくて幸せな空気感を、ぜひ楽しみにお待ちください。
松村北斗 コメント
この度、初めて朝ドラに参加させていただくことが決まり、本当にうれしいです。
キャラクターとして演じる稔と僕自身は大きく違います。
しかし、台本を読んだ段階からこの役を満喫できる確信がありました!
皆さんの朝の楽しみの一要因になれれば幸いです。
村上虹郎 コメント
脚本を読ませていただいて、朝ドラってこんなにまっすぐでまぶしいのかと、そのエネルギーに面食らってます。
朝ドラに参加させていただくのは初めてなので各話のキュッとした尺とリズムをすぐにつかめるものなのか未知の世界ですが、それも含めて楽しめたらなと思います。
甲本雅裕 コメント
朝ドラへの出演は「カーネーション」以来10年ぶりで、さらに私の生まれ故郷岡山からスタートということでテンション上がってます!
私の役は菓子職人なので、極上のあんこのように甘さと塩味のバランスのとれた作品になるよう、いい意味で苦しみ、そして見てくださる方々には純粋に「楽しい」と感じていただけるよう切磋琢磨せっさたくまに努めたいと思います。
テレビの前に~カムカムエヴリバディ~!
濱田岳 コメント
今回、大阪(放送局)チームの皆様と作る朝ドラに出演できることを大変うれしく、光栄に思っております。
関西の方々をはじめ、全国の方々の朝に、1日の一歩めの元気をお届けできるよう、頂いたキャラクターとともに、進んでいきたいと思っております。
西田尚美 コメント
二度目の連続テレビ小説の出演、とてもうれしいです。
以前は「マッサン」での出演で広島のことばを。
今回は安子の母になり、岡山のことばを話します。私は生まれは広島ですが、実は小学一年生まで岡山に住んでいました。どなたかご存じだったのでしょうか?
藤本さんの脚本を読んでいるとなぜだか、自分の父母や祖父母、曽祖母とのことが思い浮かんで、いとおしくて心がぎゅっとなります。
このすてきな物語の一員になれることを抱きしめて。これからの撮影に臨みたいと思います。
よろしくお願い致します。
鷲尾真知子 コメント
最初のヒロイン安子のおばあちゃん・ひさを演じさせていただきます。
とても柔らかくてひなたのにおいのするような、まるでひなたぼっこをしているみたいなドラマになったらいいなと思っています。
演出ディレクターとキャラクターの話や衣装・ヘアメイクの話をして、どんどん役のイメージが湧いてきました。
息子役の甲本(雅裕)さんにも久しぶりにお会いして撮影が楽しみです。
そして、日ざしのにおいのする縁側でひなたぼっこして気持ちいいなと思ったときの思いを、たおやかなひささんの中にずっと持ち続けながら演じていきたいと思っています。
大和田伸也 コメント
朝ドラ出演は、私にとって、故郷に帰ってきた思いです。数十年前、連続テレビ小説「藍より青く」で俳優として世に出ることができたからです。天草で青春をおう歌していたが、戦争で新妻と引き離される青年の役でした。
そして今回、ヒロイン、上白石萌音さんの祖父を演じることになり、とてもうれしい気持ちでいっぱいです。
頑固だけど優しい、和菓子屋の親方として、橘家、あの時代の日本の家族を、あんこのように、あたたかく見守ることができればと思っております。
小野花梨 コメント
パワフルなキャストの皆様とともに、賢く優しいきぬちゃんとしてこの作品に参加できることがとてもうれしいです。
戦前、戦時中の状況を知らない私ですが作品を通して当時のことを経験できることも大きな財産になると思いました。
歴史ある朝ドラに出演できる喜びをかみしめながらきぬちゃんというすてきな女性を愛し演じていきたいです。よろしくお願い致します。
浅越ゴエ(ザ・プラン9) コメント
晴れの国・岡山で生まれ、高校卒業まで岡山で過ごしたザ・プラン9の浅越ゴエです。今回の舞台の一つに岡山が選ばれたことを聞いたときは大変うれしく思っておりました。視聴者として…。しばらくして、その作品に参加できると聞き、頭の中で大きな雷が鳴り響きました! しかし、その後は雨は降らず、すぐに喜びという晴れ模様となりました。人生最大級の緊張をすることは確定していますが、ご一緒する皆さんと晴れやかに楽しみたいと思います!
段田安則 コメント
私自身には全くないものを持つ、千吉という明治生まれの男性に非常に心ひかれました。
状況を見極め事業を広げていく、骨太だけど実は心優しい千吉の人生を、じっくり味わいながら演じたいと思います。そして久しぶりのBK朝ドラの出演、とてもうれしいです。
個性豊かすぎる共演者のみなさま、スタッフのみなさまとともに、100年の物語をあたたかくスタートできるよう撮影に臨みます。よろしくお願いいたします。
岡田結実 コメント
作品に参加してほしいというお声をかけていただいて、すてきなスタッフさんたちと仕事ができることが泣くほどうれしかったあのときを忘れません。
そして、キャスト陣の皆様の名前を聞いたときにその世界の1人として生きられることが、もうすでに幸せです。雪衣が雪衣として、そこに生まれた意味を感じながら必死に食らいついていきたいと思っています。
そして親子三世代で紡いだ物語「カムカムエヴリバディ」を見た方の心の中が温かくなるように踏ん張ります。
YOU コメント
参加させていただけるということで、光栄に思っております。お着物だったり、地方のことばだったりもするので、まるで経験のないことばかりです。私はもう年をとっていますが(笑)、スタッフの方、役者の皆さんに、素直になんでもお聞きして、勉強させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
金子隆博(a.k.a フラッシュ金子)コメント
お話をいただき、胸が高鳴りました。
藤本有紀の作品だということ。
キーワードは「ジャズ」や「英語講座」「時代劇」だということ。
朝ドラでジャズ! それを自分が担当できる。
これは一生に一度の大仕事だなと感じました。
時代背景の1920年代から現代までの100年は、
質の高い音楽が多々作り出され、変貌し、また回帰した100年です。
すばらしい先輩音楽家たちに敬意を払い、
絶妙の距離感で物語に寄り添い、
楽しいエンターテインメント作品となって視聴者の皆様に届けられるように
楽しく曲作りしたいと思います。
余談ですが「縁」って本当にあるんだなぁと思う。
初代ヒロイン(安子)と同じ日(3/22)に生まれたということ。
その日はNHKの「放送記念日」だということ。
カムカムを英語で書いてローマ字読みすると「米米」だということ。
堀之内礼二郎 コメント
100年にわたる朝ドラ「カムカムエヴリバディ」。その始まりの物語で、戦前の岡山の商店街で幸せに伸び伸びと育ったヒロイン・安子が出会う、人間味あふれた愛らしい登場人物たち。そのひとりひとりに命を吹き込んでくださる最高のキャストをお迎えできました。また、音楽の金子隆博さんは、「夫婦善哉」というドラマで脚本の藤本有紀さんとタッグを組まれました。すてきなみなさんと一緒に作るカムカムワールドを目のあたりにする日が、今から楽しみでなりません。
「戦前の岡山の物語」と聞くと、自分とは関係ない遠い昔のどっかの話、と思われるかもしれません。でも、日常の生活が厳しく制限されたり、甲子園をはじめとした大きな催し物が中止になったり、もちろん過酷さの違いはあるものの、戦前・戦時中の世の中の状況は、かつてないほどに、現代の私たちにとって身近なことのように感じられます。「こんなはずじゃなかった」という思いがあふれた世の中で、安子たちは迷い苦しみながらも前を向き、自分が今できることに真摯しんしに取り組んでいきます。そのひたむきな姿を見て「この物語は自分の物語だ」と感じてほしいと願っています。今回ご紹介したみなさんとなら、きっとできると信じています。
ぜひこの楽しい物語の世界に、カムカムエヴリバディ!!