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男性であることを隠して審査会場へ 『MISS ミス・フランスになりたい!』本編映像

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リアルサウンド

 2月26日公開のフランス映画『MISS ミス・フランスになりたい!』の本編映像が公開された。

 本作は、TVドラマを中心に多くの作品を手がけ、俳優として『イヴ・サンローラン』『あしたは最高のはじまり』にも出演したルーベン・アウヴェス監督の2作目の劇場公開長編映画。Netflixオリジナルドラマ『エミリー、パリへ行く』やAmazonプライムドラマ『マーベラス・ミセス・メイゼル』などに出演し、本作が初主演映画となるフランス人モデルのアレクサンドル・ヴェテールが主演を務める。

 主人公・アレックス(アレクサンドル・ヴェテール)が、女性の美と知性を競う場であるミスコンに男性であることを隠して参加、夢と現実の違いに悩みながらも自分の殻を破り、自分だけの生き方や価値観を見つけていく姿を描く。

映画『MISS ミス・フランスになりたい!』本編映像

 公開されたのは、アレックスが男性であることを隠して初めてミス・フランスの審査会場に挑むシーンを切り取った本編特別映像。ミス・フランスの審査会場に初めて女性として入り、緊張の面持ちで佇むアレックスに審査員は「ミス・フランス になりたい?」と質問、「何者かに」と率直にその想いを答えるが、その様子を見ていたディレクターでもあるアマンダ(パスカル・アルビロ)はアレックスに対して、他の参加者とは違う“何か”を感じ取る。その後、からミス・フランスで勝ち抜くためには「インスタのアカウントを開設するよう強くお勧めするわ」と指導を受け、下宿先の仲間たちと一緒に“インスタ映えしそうな写真”を撮ってアップロード、加えて「視聴者が見るのは気品と物腰、そして女性らしさ」という助言にも応えられるよう、ぎこちないながらも、マスカラやヘアメイクなどで自らを少しずつ魅力的に装っていく。

 「孤児の教育に力を注ぎたいです」とミスコン向けの“定番の質疑応答”の練習にも真面目に取り組むが、「(サッカー選手の)“エムバペ”は?」「“子アザラシ”も入れろ」と仲間たちが謎の横槍を入れ、「支離滅裂になる」「だから何だ?」「人気ワードで票が集まる」と、アレックスを応援するあまりどんどん本筋からずれていってしまう仲間たちとの愉快なやりとりもユニークなシーン映像となっている。

■公開情報
『MISS ミス・フランスになりたい!』
2月26日(金)、シネスイッチ銀座ほか全国公開
監督・原案・共同脚本:ルーベン・アウヴェス
出演:アレクサンドル・ヴェテール、イザベル・ナンティ、パスカル・アルビロ、ステフィ・セルマ
撮影監督:ルノー・シャッサン
プロデューサー:レティシア・ガリツィン、ユーゴ・ジェラン
音楽:ランバート
配給:彩プロ
2020/フランス/フランス語/スコープサイズ/107分
(c)2020 ZAZI FILMS ‒ CHAPKA FILMS ‒ FRANCE 2 CINEMA ‒ MARVELOUS PRODUCTIONS