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「午前十時の映画祭」第10回目の開催&映画祭終了が決定 ファンから最後のリクエストも受付

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リアルサウンド

 川喜多記念映画文化財団、映画演劇文化協会が主催する「午前十時の映画祭」が、2019年4月にスタートする「午前十時の映画祭10-FINAL」をもって一区切りとし、いったん終了することが明らかになった。

参考:特別招待作品にA・キュアロン『ROMA/ローマ』も 第31回東京国際映画祭全ラインナップ発表

 2010年2月、全国25館でスタートした「午前十時の映画祭」は、世界の名作の数々を低料金かつ最良の環境で上映し、新たな映画ファンの育成を目指して始まった映画祭。9回目の現在は、全国58館で開催されており、今期のオープニング作品『タイタニック』(1997)の上映期間中に、それまでの累計動員数が400万人を突破し、9月末現在で約430万人に達している。

 この間、2013年から上映素材がプリントからデジタルに切り替わるなど、同映画祭を取り巻く環境も大きく変化。「午前十時の映画祭」は、通常の新作とは異なり、主催者側が宣伝費やVPF(ヴァーチャル・プリント・フィー)など、諸経費の多くを負担することで運営を続けてきたが、現在、その負担が当初の想定以上に増えており、継続が難しい状況となったのが、2019年4月にスタートする「午前十時の映画祭10-FINAL」をもって終了する理由だという。

 「午前十時の映画祭」公式サイトでは、これまで9年間に上映された、また今期にこれから上映される作品、全223本の作品名がリスト化されている。また、これまで映画祭に寄せられたリクエスト作品の数々(一部抜粋)も掲載されており、ファンからの最後のリクエストを受け付けることになっている。(リアルサウンド編集部)