【初公開!】ぴあ及川正通イラストの制作過程・舞台裏をレポート
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アプリ版「ぴあ」の表紙をデザインしている及川先生のイラストレーション制作過程を「making of」として毎月一般公開します。
まずアイデアは二転三転。最も苦労するところです。
ようやくサイズ感や構図が決まりました。ここからデッサンの仕上げをしていきます。
及川先生のイラストは、0.13ミリ単位の点描表現に細心の神経をつかって描いていきます。
点描画が完成しました。ここまでの過程で、書き直しや修正など紙の山が出来ることも・・・。
いよいよ着色です。
最後におなじみ「車輪小僧」などを加えて完成です。
【及川正通】
中学卒業と同時に地元のデパートに就職。宣伝広告から店内装飾までを手がけるデザイナーとして歩み始める。24歳でグラフィック・デザイナーの登竜門とされる日宣美展に入選すると、大手出版社「主婦と生活社」に転職し、婦人雑誌の誌面などをデザイン。1968年、横尾忠則と共同事務所「ザ・エンドスタジオ」を発足し、フリーのイラストレーターに。寺山修二が主宰する「演劇実験室◎天井桟敷」のポスターや、『平凡パンチ』『PLAYBOY・日本版』『GORO』などの男性誌に、ユーモアと毒を放つ劇画スタイルの独特なイラストレーションを連載し、注目を集める。
『ぴあ』の表紙のイラストを描きだしたのは1975年から。映画俳優をはじめ、ミュージシャン、アイドル、スポーツ選手など、“時の人”をユーモラスにデフォルメし、遊び心あふれるパロディ的な発想で描かれたイラストレーションは、まさに『ぴあ』の顔となり、世代を超えて多くの人々に記憶されている。2007年には、同一雑誌の表紙イラスト制作者の世界一長いキャリアで、ギネス世界記録に認定された。
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