SixTONES 松村北斗をなぜ追いかけたくなるのか 様々な側面みせるミステリアスな魅力
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SixTONESの松村北斗が森七菜とW主演を務める映画『ライアー×ライアー』が2月19日に公開される。同作品の主題歌にはSixTONESの4thシングル曲「僕が僕じゃないみたいだ」が起用され、2月17日に発売されるなど、嬉しい知らせが続いている。また、同映画に併せて、松村は雑誌やテレビ番組に引っ張りだこ。ソロでの活動を通して、彼ならではの魅力が引き出されている。そこで本稿では、松村に注目したい。
雑誌でみせるクールな一面と、ユーモアに溢れた素顔
“雑誌ジャック”と呼べるほど、書店では松村が表紙を飾った雑誌がいくつも並び、それぞれに違う表情をみせている。松村は撮影について“バトル”という言葉を用いて当時の心境を有料の会員限定ブログ「北斗學園」で綴った。
常連のアイドル雑誌をはじめ、女性ファッション誌、映画、テレビ、週刊誌とコンセプトが異なる中で、表情や衣装を変え、それぞれに表情を変える。フーディーやモヘアニットなどラフな衣装に身を包み、キュンとする可愛らしい一面もあれば、心を許した特別な人にしかみせないような表情も。モード系雑誌では、ハイブランドの衣装に埋もれることなくクールでセクシーな目つきを、週刊誌では、静かながらも野心に燃えるような表情をみせる。内に秘めた感情が伝わってくると同時に、視線やアングルからはその先のストーリーを想像させる。
2月10日には雑誌『anan』で初の単独表紙を飾る。グラビアページでは「ホクトホリック」(北斗中毒)と題して、テーマをもとに4変化を披露し、また一つ松村の表紙が加わる。
実はユーモアに溢れた一面も。ジャニーズJr.時代に出演したバラエティ番組『ガムシャラ!』(テレビ朝日系)では、「松村北斗のほくほく北斗!」という単独コーナーを担当。毎回熱い食べ物をほくほくしながら食べる企画だ。肉まんを食した際には、口に含んで熱を逃がす様子も吐息交じりでセクシーに。「ほくほくしすぎで空いた口が塞がらないよ」と豊富な語彙力を生かし、変化球の食リポを披露したことも。また、『オードリーのオールナイトニッポン』の熱狂的リスナー、リトルトゥースであることも明かしている。 今回、映画出演にあたり、松村とともにW主演を務める森七菜との共演であることから、SNSでは「松村そこ変われ」と森の隣に立つ松村をいじる投稿で盛り上がっていた。これを受けて、松村は公式会員ブログで長文でツッコミ。まるでラジオパーソナリティとリスナーのようで、脳内でラジオとして再現できたほど臨場感溢れる文章だった。
様々なカルチャーに触れて血肉となった表現力
さて、デビュー前にジェシーや田中樹と出演した映画『バニラボーイ トゥモロー・イズ・アナザー・デイ』(2016年公開)で取材をしたときのこと。監督が松村について、芝居が好きなんじゃないかと語ったことを受けて、TEAM NACSの舞台をはじめとした様々な舞台を観劇していること、映画はジャンルを問わず鑑賞ていることも明かした(当時はフランス映画もよく観ていたという)。さらにジェシーからはいつも読書をしているというエピソードも。
現在放送中のドラマ『レッドアイズ 監視捜査班』(日本テレビ系)にも出演中の松村。亀梨和也演じる伏見響介の相棒で、天才ハッカーの小牧要を演じている。『バニラボーイ』でも天才高校生役を演じており、冷静沈着、頭脳明晰な役が良く似合う。映画『ライアー×ライアー』はラブコメディとあって、これまでとは違った表情をみられそうだ。
映画やドラマでの活躍ぶり、雑誌の表紙やグラビアでみせる表情は、たくさんの作品に触れて積み上げてきたものが血肉となり実を結んだのではないか。
一見、クールな印象を受ける松村だが、その見た目からは想像がつかない、ユーモアに溢れる一面、時には情熱をのぞかせる。ジャニーズJr.最後のライブ『TrackONE -IMPACT-』でも、松村の熱を感じるシーンがいくつもある。「JAPONICA STYLE」では曲間に「今日はたっくさん声出させてやるよ!」とセクシーな一言を放ったり(これにはものすごい悲鳴があがった)、終盤にはメンバーを想う熱いメッセージをストレートに伝えたり。掴めそうで掴めない、どこかミステリアスなところも彼の魅力の一つだろう。
2月4日には今秋放送予定のNHK連続テレビ小説『カムカムエブリバディ』(NHK総合ほか)への出演が発表されるなど、また一つ嬉しい知らせが舞い込んだ。歓喜の連続……大渋滞を引き起こしそうなレベルだが、こんな幸せな忙しさならば大歓迎だ。
■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。