ピンク映画の灯を絶やさず!作品賞や俳優賞選出する「ベストテン2020」投票受付中
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「ピンク映画ベストテン2020」の告知ビジュアル。
「ピンク映画ベストテン2020」の投票受付が始まった。
映画監督であり映画雑誌「シネ★マみれ」の編集長である切通理作が立ち上げた「ピンク映画ベストテン」。同イベントでは優れたピンク映画作品、キャストやスタッフに賞が与えられる。
2回目となる今回は、作品賞のほか監督賞、脚本賞、主演女優賞、助演女優賞、主演男優賞、助演男優賞、技術賞、特別賞が設けられた。賞の対象となるのは2020年に公開されたピンク映画26本とその出演者、スタッフ。ピンク映画では女優が主演するため、主演男優賞、助演男優賞の対象者は鑑賞者の印象で決めてよいとのこと。また技術賞は監督、脚本家以外の技術スタッフ、特別賞はピンク映画の制作および興行に関わるすべての人が候補者となる。
受賞作品、受賞者はファンの投票によって決定。投票は4月5日まで受け付ける。投票用紙は東京・上野オークラ劇場と神奈川・横浜光音座で配布されているほか、希望者には郵送で投票用紙が送られる。詳細は「シネ★マみれ」公式サイトで確認を。
切通は「2020年は新作ピンク映画の製作本数も減り、後半には公開期間も1週間から2週間になりました。そんな中で、年間の『これだ』という作品を選ぶ方法も、従来の『ベストテン』から、変わっていった方が良いという意見をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし私共は、2021年もまた『ベストテン』を選ぶ場を設けさせて頂くことにしました」と述べ、「それが、ピンク映画の灯を絶やさず支えている皆さんに対して、明日への希望を伝えることになるのではないかと考えています」と思いをつづっている。
なお、当初上野オークラ劇場で開催予定だったピンク映画ベストテン2019の表彰式はコロナウイルスの影響で中止に。無観客で行った表彰式の様子がシネマ野郎第二支部公式YouTubeチャンネルで順次公開中だ。
ピンク映画ベストテン2020 対象作品と主な対象者
※★は新人女優賞対象者
※ピンク映画では女優が主演するため、主演男優賞、助演男優賞の対象者は鑑賞者の印象で決めてよいとのこと
「痴漢電車 夢見る桃色なすび」
監督:小関裕次郎
脚本:深澤浩子
撮影:創優和
主演女優:佐倉絆
助演女優:鳥越はな(★) / 卯水咲流 / 里見瑤子 / 和田光沙
出演男優:可児正光 / 竹本泰志 / ケイチャン / 津田篤 / 森羅万象
「小悪魔妻 美乳で誘う」
監督:吉行由実
脚本:吉行由実
撮影:宮永昭典
主演女優:琴井しほり(★)
助演女優:真樹涼子(★) / 里見瑤子
出演男優:西山康平 / 可児正光 / 田中龍都 / 針田総偲 / 白石雅彦
「人妻の湿地帯 舌先に乱されて」
監督:工藤雅典
脚本:橘満八
撮影:村石直人
主演女優:希島あいり
助演女優:並木塔子 / 麻倉ゆあ(★)
出演男優:関幸治 / 折笠慎也 / 古本恭一
「ひとり妻 熟れた旅路の果てに」
監督:竹洞哲也
脚本:深澤浩子
撮影:創優和
主演女優:辰巳ゆい
助演女優:並木塔子 / 加藤ツバキ
出演男優:折笠慎也 / モリマサ / 安藤ヒロキオ
「ピンク・ゾーン3 ダッチワイフ慕情」
監督:国沢実
脚本:切通理作
撮影:渡邊豊
主演女優:佐倉絆
助演女優:並木塔子 / 生田みく
出演男優:折笠慎也 / 安藤ヒロキオ / 中瀬しんいち / 橘秀樹 / 片桐俊次 / 西村太一 / 粟野智之 / 国沢実
「魔性尻 おまえが欲しい」
監督:ベビーブーム・マサ(廣田正興)
脚本:ベビーブーム・マサ(廣田正興) / 今奈良孝行
撮影:川口晴彦
主演女優:知花みく(★)
助演女優:篠崎かんな(★) / 前野恵(★)
出演男優:アベラヒデノブ / 三浦知之 / 鈴木義君 / 飯島大介 / 今奈良孝行 / 関幸治 / 石橋侑大 / 宮川太一 / 石川雄也 / 榊英雄
※榊英雄の榊は木へんに神が正式表記
「はめ堕ち淫行 猥褻なきずな」
監督:山内大輔
脚本:山内大輔
撮影:田宮健彦
主演女優:佐倉絆
助演女優:桜木優希音 / 並木塔子 / 須藤未悠
出演男優:森羅万象 / 石川雄也 / 可児正光 / 安藤ヒロキオ / 泉正太郎 / 井尻鯛
「悶撫乱の女~ふしだらに濡れて~」
監督:高原秀和
脚本:高原秀和、宍戸英紀
原作:うかみ綾乃
撮影:下山天
主演女優:奥田咲
助演女優:涼南佳奈 / 加藤絵莉
出演男優:那波隆史 / 小滝正大 / 細川佳央 / 稲田錠 / 柳沼宏孝 / 山岡竜生
※高原秀和の高は、はしごだかが正式表記
「パラレル・セックス 痴女が潜む街」
監督:加藤義一
脚本:筆鬼一
撮影:創優和
主演女優:二宮ひかり(★)
助演女優:並木塔子 / 長谷川千紗
出演男優:小滝正大 / 安藤ヒロキオ / 可児正光 / 竹本泰志
「女ざかり 白く濡れた太股」
監督:小川欽也
脚本:水谷一二三
撮影:創優和
主演女優:西森エリカ
助演女優:初美りん / 小野さち子(★) / しじみ
出演男優:可児正光 / 平川直大
「優しいおしおき おやすみ、ご主人様」
監督:石川欣
脚本:石川欣
撮影:田宮健彦
主演女優:あけみみう
助演女優:明望萌衣(★) / 並木塔子
出演男優:重松隆志 / 吉田憲明 / 安藤ヒロキオ
「オトナのしおり とじて、ひらいて」
監督:加藤義一
脚本:筆鬼一
撮影:創優和
主演女優:神咲詩織
助演女優:雪乃凛央(★) / 大原りま(★)
出演男優:細川佳央 / 折笠慎也 / 竹本泰志
「名器乱舞 欲情の下半身」
監督:清水大敬
脚本:清水大敬
撮影:大久保礼司
主演女優:海空花
助演女優:黒川さりな(★) / 桃香りり(★) / 松緯理湖 / 長谷川千紗 / 里見瑤子 / 大山魔子
出演男優:森羅万象 / 野村貴浩 / 安藤ヒロキオ / 銀次郎 / フランキー岡村 / 野間清史 / 佐々木狂介 / 川上貴史
「つれこむ女 したがりぼっち」
監督:山内大輔
脚本:山内大輔
撮影:藍河兼一
主演女優:桜木優希音
助演女優:きみと歩実 / 七菜原ココ(★) / 里見瑤子 / 杉浦檸檬
出演男優:川瀬陽太 / 安藤ヒロキオ / 可児正光 / 森羅万象 / 小滝正大 / 折笠慎也 / サーモン鮭山 / ケイチャン
「温泉情話 湯船で揉みがえり」
監督:竹洞哲也
脚本:小松公典
撮影:創優和
主演女優:きみと歩実
助演女優:新垣智江(★) / 千葉ゆうか(★) / 佐倉萌
出演男優:吉田憲明 / 山本宗介 / 細川佳央 / モリマサ
「怪談 回春荘 こんな私に入居して」
監督:古澤健
脚本:古澤健
撮影:山田達也
主演女優:桜木優希音
助演女優:加藤ツバキ / 美園和花(★)
出演男優:石川雄也 / 細川佳央 / 古川博巳 / 古澤健 / 馬場誠 / 島崎真人 / 菊嶌稔章
「揉めよドラゴン 爆乳乱れ咲き」
監督:佐々木浩久
脚本:佐々木浩久
撮影:鏡早智
主演女優:優月まりな(★)
助演女優:西田カリナ / 西村ニーナ / しじみ / 吉行由実
出演男優:野田博史 / 折笠慎也 / 石川雄也 / 加藤賢崇
「若妻ナマ配信 見せたがり」
監督:佐藤周
脚本:佐藤周
撮影:橋本篤志
主演女優:山岸逢花(★)
助演女優:小梅えな(★) / 吉根ゆりあ(★)
出演男優:東山康平
「よがりの森 火照った女たち」
監督:小関裕次郎
脚本:深澤浩子
撮影:創優和
主演女優:あべみかこ
助演女優:谷花紗耶(★) / きみと歩実
出演男優:可児正光 / 細川佳央 / 石川雄也 / 森羅万象
「悪女の色仕掛け カモって快感!」
監督:藤原健一
脚本:藤原健一
撮影:中尾正人
主演女優:神宮寺ナオ
助演女優:織田真子 / 倖田李梨
出演男優:島津健太郎 / 飯島大介 / 山本宗介 / 萩野崇 / 川本淳市 / ケイチャン
「ギャル番外地2 またシメさせてもらいます」
監督:山本淳一
脚本:山本淳一
撮影:橋本篤志
主演女優:霜月るな
助演女優:早乙女らぶ / しじみ / 塚田詩織 / 豊岡んみ / 新井舞衣 / 三上あや香 / CHIHIRO / 滝本より子
出演男優:渡辺一人 / 石田輝 / 小滝正大 / 太三 / 近藤善揮 / ゆたち / ワニ完才
「同棲性活 恥部とあなたと…」
監督:吉行由実
脚本:吉行由実
撮影:小山田勝治
主演女優:佐藤りこ(★) / みひな(★)
助演女優:八ッ橋さい子 / 吉行由実 / 松緯理湖 / 河井夕菜 / 愛葉るび
出演男優:可児正光 / 赤羽一真 / 森羅万象
「未亡人下宿?その4 今昔タマタマ数え歌」
監督:清水大敬
脚本:清水大敬
撮影:大久保礼司
主演女優:愛原れの
助演女優:吉良薫(★) / 長谷川千紗 / 松緯理湖 / 中村京子 / 大山魔子 / 末田スエ子
出演男優:森羅万象 / 銀次郎 / 佐々木狂介 / 安藤ヒロキオ / フランキー岡村 / 折笠慎也 / 野間清史
「性鬼人間第三号 ~異次元の快楽~」
監督:国沢実
脚本:高橋祐太
撮影:渡邊豊
主演女優:東凛
助演女優:花音うらら(★) / 栄川乃亜 / 長谷川千紗
出演男優:小滝正大 / 折笠慎也 / 山科薫 / 野間清史 / 森羅万象
「月と寝る女 またぐらの面影」
監督:石川欣
脚本:石川欣
撮影:田宮健彦
主演女優:奥田咲
助演女優:あけみみう / 加藤絵莉
出演男優:佐藤良洋 / 安藤ヒロキオ / 金田敬 / 山岡竜生 / 末永賢
「強がりカポナータ」(ゲイピンク映画)
監督:横山翔一
脚本:奥山雄太
撮影:佐藤直紀
出演男優:伊神忠聡 / 折笠慎也 / 後藤剛範 / 近藤善揮 / 尾倉ケント / 長野こうへい
出演女優:秋乃ゆに / 久保亜津子
投票方法
上野オークラ劇場、横浜光音座のロビーに設置してある投票箱へ4月5日までに投函もしくは下記住所まで投票用紙を郵送
住所:〒166-0001 杉並区阿佐谷北 1-27-5 ネオ書房気付 「シネ★マみれ」編集部
※4月5日(月)到着分まで有効
※1人1票
※2020年公開のピンク映画を5本以上鑑賞していることが投票参加の条件
切通理作 コメント
2019年の作品を対象にした、第1回ピンク映画ベストテンは、おかげさまで100通を超す投票を頂きました。
投票下さった方、関心を寄せて下さった皆さん、ありがとうございます!
お約束させて頂いた通り、結果や選評につきまして、私の主宰する雑誌「シネ★マみれ」別冊で発表いたしましたが、2020年はコロナ禍にみまわれ、同年5月5日(火・祝)に予定されていた上野オークラ劇場さんでの表彰式は、行うことが出来ませんでした。
そこで、受賞作品や受賞者様の表彰を無観客で行い、動画としてUPしていく場を用意いたしました。
https://www.youtube.com/channel/UCe7Cqf4N6YFMAFVlCvclXXA
この実現に力を貸してくださった皆さん、授賞の場に足を運んでくださった皆さん、ありがとうございます。
2020年は新作ピンク映画の製作本数も減り、後半には公開期間も1週間から2週間になりました。
そんな中で、年間の「これだ」という作品を選ぶ方法も、従来の「ベストテン」から、変わっていった方が良いという意見をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし私共は、2021年もまた「ベストテン」を選ぶ場を設けさせて頂くことにしました。
それが、ピンク映画の灯を絶やさず支えている皆さんに対して、明日への希望を伝えることになるのではないかと考えています。
皆さまから多くの投票を頂きました「ピンク映画ベストテン」、ここに2020年公開作品を対象にした第2回の開催をお知らせします。
受賞作品や受賞者について、今回も私の主宰する雑誌「シネ★マみれ」誌上で掲載いたしますが、結果については、もちろん転載自由とし、広く公表させて頂くつもりです。
作品賞の他に監督、脚本、主演女優賞、助演女優賞、主演男優賞、助演男優賞、技術賞(監督、脚本家以外の技術スタッフ)、特別賞(ピンク映画制作・興行関係者全般から)のご投票を募集いたします。
受賞者の表彰式については、世情に鑑み、追って報告させて頂きます。
10本全部挙げられなくてもかまいません。思いのある作品に、何点を捧げるのか、皆さんの判断でお寄せくださればと思います。
何卒、よろしく申し上げます。