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インド民族アート約90点を紹介『ミティラー美術館コレクション展』開催中

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ガンガー・デーヴィー『上弦の月を喰べる獅子』(1990年 26×32cm)

特別展『ミティラー美術館コレクション展 インド コスモロジーアート 自然と共生の世界』が、5月16日まで東京・押上のたばこと塩の博物館で開催されている。

1982年に設立されたミティラー美術館は、新潟・十日町の旧大池小学校の校舎を利用した私立の美術館。インドのミティラー地方で3000年にわたって伝承されてきた壁画であるミティラー画をはじめ、インド先住民族ワルリー族が描くワルリー画、ゴンド族の描くゴンド画、5000年以上の歴史を持つテラコッタなどを所蔵しているほか、インド人の描き手を招聘し、新たなアートの創造の場を提供している。

たばこと塩の博物館とミティラー美術館は、これまでに5回展覧会を共催。約15年ぶりの開催となる同展では、夢枕獏の同名小説の契機となたったガンガー・デーヴィー『上弦の月を喰べる獅子』や、ジャンガル・シン・シュヤム、シーター・デーヴィー、ゴーダーワリー・ダッタ、ジヴヤ・ソーマ・マーシェ、シャンタラーム・ゴルカナ、ニラマニ・デーヴィー、ララ・パンディットの作品など約90点を紹介する。

関連イベントとして、会期中4月24日に『インド民俗画の伝統と未来』を実施。ミティラー美術館館長の長谷川時夫が登壇する。参加は往復はがきによる事前申込制となり、3月22日必着。定員は先着30人。