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佐藤可士和の過去最大規模の個展が開催中、約30年にわたる活動の軌跡を紹介

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CINRA.NET

『佐藤可士和展』が5月10日まで東京・六本木の国立新美術館で開催されている。

1965年生まれのクリエイティブディレクター佐藤可士和は、1990年代に博報堂でアートディレクターとして広告プロジェクトを次々と手掛け、2000年に独立。企業、幼稚園や大学といった教育機関、病院、ミュージアム、エンターテインメント界、ファッション界、地域産業など多種多様なクライアントを対象にVI・CI計画やブランド戦略を行なってきた。

過去最大規模の個展となる同展では、佐藤自身がキュレーションする会場構成の中で約30年にわたる活動の軌跡を多角的に紹介。展覧会は「THE SPACE WITHIN」「ADVERTISING AND BEYOND」「THE LOGO」「THE POWER OF GRAPHIC DESIGN」「ICONIC BRANDING PROJECTS」「LINES / FLOW」で構成される。

「THE SPACE WITHIN」では、幼少期のコラージュ作品『宇宙』や、1989年の博報堂入社当時にMacintosh IIciを用いて初めてコンピュータでデザインした作品『6 ICONS』などを展示。

「ADVERTISING AND BEYOND」では、1990年代後半から2000年代にかけて佐藤が手掛けた主要プロジェクトからビルボード、連貼りポスターなど屋外広告を発表時のスケールで展示。さらに広告キャンペーンの一環で展開されたグッズに加え、プロダクト、パッケージなどのデザインを紹介する。

「THE LOGO」では日々慣れ親しんでいる数々のロゴを巨大な絵画やオブジェに物質化し、インスタレーションとして展開。「THE POWER OF GRAPHIC DESIGN」では、ポスターと装丁デザインを紹介し、「ICONIC BRANDING PROJECTS」では、数々のプロジェクトを一挙に紹介し、佐藤独自の「アイコニック・ブランディング」の革新性に迫る。

「LINES / FLOW」では、佐藤のアートワークのシリーズ『LINES』と『FLOW』の対比的なインスタレーションを展開。新作としてコンセプトムービー、有田焼の陶板作品と組皿、初公開となるステンレススチールを用いた大型作品が披露される。

同展の開催を記念して、様々なコラボレーションアイテムを販売。展覧会場内の「UT STORE @ THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO」では同展のためにデザインされた27種類のUTを特別パッケージボックスに入れて販売するほか、楽天の「お買いものパンダ」とコラボレーションしたアイテム、セブンプレミアム ゴールドとガトーフェスタ ハラダとのトリプルタイアップ商品なども販売される。