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後藤正文が舞台音楽、ダンサー・三東瑠璃とのコラボ公演『MeMe』2月上演

ステージ

ニュース

CINRA.NET

Photo by SAKI MATSUMURA

Co. Ruri Mitoの新作舞台『MeMe』が、2019年2月5日と6日に東京・三鷹市芸術センター 星のホールで上演される。

ダンサー、振付家の三東瑠璃を中心に2017年に始動したユニットCo. Ruri Mito。三東にとって初の単独公演となる『MeMe』は、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)が音楽制作を担当しており、後藤はバンドとは異なるアンビエントな楽曲を提供しているという。

三東、後藤に加えて、昨年に三東が受賞した『踊る。秋田』土方巽記念賞の審査員を務めた麿赤兒(大駱駝艦)のコメントも到着。チケットの販売は11月上旬を予定している。

三東瑠璃のコメント

これまでの三東のソロ作品の特徴は、独自の身体性と精神性から時間と床へのアプローチにより成立させてきた。今作もその独自の感覚で他人の身体を見るところから始まる。私はあなたにはなれない、変わりはいない、死ぬまで私たちにつきまとうこの身体とあなたについて、そんなことを思いながら創作する。

後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)のコメント

ダンスとは音楽に合わせて踊ることですが、音楽の誕生より先に、人類は何らかの感情を身体で表現していたのではないかと想像します。これまで、音楽は人間のいくらかの感情を言語化し、混沌から解放してきました。一方で、ある種の固定化によって人間を縛りつけもしました。そうしたアンビバレントな性質を紐解いて、誰の身体も縛らない音楽と、音楽に縛られない身体が交差する瞬間を、僕は体験したいです。

麿赤兒(大駱駝艦)のコメント

私は、蛹の内部で極小物質が、成虫へと生成する過程で為される蠢きのダイナミズムやエロティックさをあなたのをどりの中に観、ヒトを越えた別の生物に変容するのではないかとも想い、息をのんだ。
第一回土方巽記念賞と言う十字架を背負って頂き、あなたとそのカンパニーはその刑罰を大楽の火に変容させてくれると信じている。