「殺る女」知英“今までで一番セリフのない役”で苦労、武田梨奈はたばこで役作り
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「殺る女」完成披露上映会にて、左から宮野ケイジ、知英、武田梨奈。
日米合作映画「殺る女」の完成披露上映会が、本日10月3日に東京のシネ・リーブル池袋で行われ、キャストの知英、武田梨奈、監督の宮野ケイジが登壇した。
本作は幼い頃に家族の命を奪われた殺し屋・愛子が、犯人を探し出し復讐するさまを描くバイオレンスアクション。愛子を演じた知英は「今までで一番セリフがない役。最初は『覚えなくていいや、ラッキー!』と思ったんですけど現場に入ったら間違いでした(笑)」と振り返り、「奥底にある悲しみや苦しみを目で表現しなきゃいけなかったので。監督に助けてもらってキャラクターを作っていきました」と苦労をのぞかせた。
孤児院育ちで組織の鍵を握る女・加賀由乃役の武田も「撮影に入るまで闇を考えながら毎日過ごしていました」と、キャラクターをつかむのに悩んだ様子。「普段はたばこを手にしないんですけど、1カ月くらい毎日たばこを吸って。苦しかったです」と体を張って役に歩み寄っていったことを明かして観客を驚かせる。
本作には日本、韓国、アメリカ、フィリピン、タイ、ミャンマー、デンマークなど国際色豊かなキャストがそろった。劇中で英語のセリフを話している知英は、撮影現場でも共演者と主に英語でコミュニケーションを取っていたという。宮野は「知英さんがすごくフォローして助けてくれた。彼女が英語も堪能だから、こういう無国籍な映画に変化していった部分もあります」と現場での裏話を披露した。
また知英と武田は、実は本日が初対面だとか。知英は「かわいい。笑顔に惹かれちゃいますよね」と言って武田を照れさせ、「アクションがすごいというイメージで観たら、今回はか弱い感じの素敵な女性が映っていて。こういう面もあるんだ!と新しい発見がありました」と本作における武田の新鮮な魅力をアピールする。武田も「透明感があって、歌もダンスもお芝居もできて、英語も話せて、性格もよくて……悪いことが1つもなくて悔しい! 知英さんになりたいです」とべた褒め。知英は「力を合わせれば本当に強い女性になれるかも!」と武田との再共演を熱望し、2人で「監督、次回作でぜひ!」と宮野に熱い視線を送った。
「殺る女」は10月27日よりシネ・リーブル池袋ほか全国で公開。
(c)2018「殺る女」製作委員会