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阪本奨悟、“特別な人たち”に届けたワンマンツアーで飛躍を誓う

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阪本奨悟(撮影:木村泰之)

阪本奨悟が9月29日に東京・ラフォーレミュージアム原宿にて「阪本奨悟 ワンマンツアー2018 SPROUT~綿毛の宴~」の追加公演を行った。

ツアーファイナルを飾ったこの公演のチケットは完売。MUSIC ON! TVでの生中継も行われ、多くのファンがツアーの最後を見届けた。ライブはステージ後方に設置されたプロジェクタにオープニングムービーを上映する演出を経て「夏のビーナス」でスタート。バンドメンバーの奏でる躍動的なアンサンブルに乗せて阪本は伸びやかな歌声を響かせ、「しょっぱい涙」を歌い終えたあと盛り上がる観客を前に「すさまじい景色じゃないですか、ありがとうございます!」と笑顔を弾けさせた。

中盤のMCで彼は「話が変わりますけど、皆さん恋はしてますか?」と突然質問。まちまちの観客の反応を見つつ、「次の曲はラブソングで、だからここにいる大多数には届かないかもしれないんですけど(笑)」と笑わせるという流れから「下手くそなLOVE SONG」を歌い上げた。後半に差し掛かると観客の「ラララ」に乗せて「Please me!!」をパフォーマンスしたり、「人生のピーク」を熱唱したり、エネルギッシュなステージングを展開。本編のラストを「bloom ~心の花~」で彩ってステージをあとにした。

アンコールで阪本は「僕がメッセージを送りたくて曲を書いてるんですけど、逆に皆さんに力をもらいました」とツアーを振り返り、「今日で締めくくりというのが寂しいんですけど、皆さんにいただいたものをしっかり次につなげていきたいと思います」と意気込んだ。その後、彼は弾き語りで「アスファルトに咲く花」を歌ったのち、「今日来ていただいた皆さんは僕にとって特別な皆さんです。そんな皆さんに、僕にとってとても大事な曲をお届けします」と語る。そしてバンドメンバーの演奏に乗せて「鼻声」を披露してライブを締めるも、終演後に会場出口で観客を“お見送り”。ファンとの交流を最後まで楽しんでツアーに幕を下ろした。

阪本奨悟「阪本奨悟 ワンマンツアー2018 SPROUT~綿毛の宴~」2018年9月29日 ラフォーレミュージアム原宿 セットリスト

01. 夏のビーナス
02. しょっぱい涙
03. I Never Worry ~虹の向こうへ~
04. オセロ
05. カラカラな心
06. 下手くそなLOVE SONG
07. Treasure
08. 会いたくて
09. スクランブルドリーミング
10. Please me!!
11. 自分らしく生きていたい それだけなんだけど
12. 人生のピーク
13. bloom ~心の花~
<アンコール>
14. アスファルトに咲く花
15. 鼻声