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MMRワクチンと自閉症の関連性探るドキュメンタリー公開

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「MMRワクチン告発」ポスタービジュアル

アメリカのドキュメンタリー映画「Vaxxed: From Cover-Up to Catastrophe」が、「MMRワクチン告発」の邦題で公開される。

本作の監督を務めたのは、生物医学研究者のアンドリュー・ウェイクフィールド。彼は、米国疾病対策センター(CDC)が新三種混合(MMR)ワクチンと自閉症の関連性を示すデータを隠蔽しているという内部告発を受けた生物学者ブライアン・フッカーに協力し、調査を行っていく。

トライベッカ映画祭2016でオフィシャルセレクションに選ばれながら、上映が差し止められた本作。同映画祭の創設者の1人である俳優ロバート・デ・ニーロは、2016年4月に出演したテレビ番組にて「この映画は皆が観るべき作品です。反対の声が上がりましたが、CDCや製薬会社が何をしているのか、これまで知らされてこなかった多くの情報が得られます。自閉症の子供を持つ親として、関心があります。真実を知りたいんです。私は反ワクチン主義者ではありません。安全なワクチンが欲しいだけです。この映画を排除するべきではありません。医学者たちは観てから判断すればいいんです。しかし、誰も観て知ろうとはしません。排除しようとするのです」とコメントした。

また、ウェイクフィールドは「私は私自身がメディアになり、伝える側になろうと決めました。そして、一番のメディアとは映画を撮ることでした。この映画の私たちの目標は、この複雑で高度な不正を、自閉症の影響を受けた普通の家族の悲劇を交えて紡ぎ出し、伝えることでした。この映画は、暗くて不快な真実を明らかにするものです。しかし、無視することはできない真実です」と述べている。

「MMRワクチン告発」は11月17日より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次ロードショー。

アンドリュー・ウェイクフィールド コメント

私は過去20年間、問題が年々増す、自閉症の影響を受けている人々の苦しみを見続けなければなりませんでした。自閉症についての新たな理解、新しい効果的な治療、そして予防の方法の探求などを希望とともに始めましたが、それは医学や医学者を潰すメディアの悪用により、絶望へと転じました。それから20年、100万人もの子供たちが新たに自閉症になったあとに、CDCのウィリアム・トンプソン博士が内部告発者として真実を伝えることを決断したことに、私は再び希望を見いだしました。数年前、私は私自身がメディアになり、伝える側になろうと決めました。そして、一番のメディアとは映画を撮ることでした。この映画の私たちの目標は、この複雑で高度な不正を、自閉症の影響を受けた普通の家族の悲劇を交えて紡ぎ出し、伝えることでした。この映画は、暗くて不快な真実を明らかにするものです。しかし、無視することはできない真実です。

2016年3月

(c)Vaxxed from Cover-up to Catastrophe