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「泣き虫しょったん」松田龍平が豊田利晃に笑い要求され「一発芸お願いします」と反撃

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「泣き虫しょったんの奇跡」大ヒット記念舞台挨拶の様子。左から瀬川晶司、松田龍平、豊田利晃。

「泣き虫しょったんの奇跡」大ヒット記念舞台挨拶が本日10月6日に東京・テアトル新宿で行われ、キャストの松田龍平、監督の豊田利晃、原作者であるプロ棋士・瀬川晶司が登壇した。

「26歳の誕生日までに四段へ昇段できなければ退会」というプロ棋士養成機関・奨励会の規定により一度は夢を絶たれた主人公・晶司が、再びプロ棋士を目指すさまを描く本作。周囲の反響を問われた松田は「観に行きたいけど映画館がわからないとか、足腰が弱くて行けないとか、リアクションどうしようという声が届いています」と淡々と話す。そんな松田に豊田が「こんなに硬い感じでいいの? こないだ『舞台に立ったら客を笑わせないと駄目だ!』ってある人に言われましたよ」と茶々を入れると、松田は「じゃあ一発芸をお願いします」と反撃して笑いを誘った。

劇中での対局の場面について、松田は「実際にプロ棋士の方と勝負するシーンがあって。皆さんの個性というか圧がすごくて、それを受け止めるか否か、という……」と述べるが、なぜか話の途中で絶句。瀬川が「でも松田さんはプロと遜色ない手付きをしていましたよ」とフォローすると、松田は思わず「瀬川さん大丈夫です!」と慌てて止める。それを見ていた豊田が「大丈夫か、否か」とボソリと付け加えると、会場からは笑いが起こった。

イベントでは、新たなポスタービジュアル3種がお披露目された。ポスターをディレクションした豊田は「最初却下されちゃったから、それなら俺が作ってやろうと」と裏話を明かす。最後に松田は「この映画で瀬川さんと出会い演じられたこと、豊田監督とまたご一緒できたことが光栄です」と、豊田は「僕は昔、この映画と同じように奨励会に居ました。将棋の作品を撮るのは最初で最後だと思っている。それは、この原作で松田龍平で撮れたことがすごくうれしいからです」と語り、イベントを締めくくった。

「泣き虫しょったんの奇跡」は全国で公開中。

(c)2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会 (c)瀬川晶司/講談社