高円寺でスカウトされてパリコレ出演 ラッパー・プラズマの音楽活動と存在感に改めて注目
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「高円寺歩いてたらスカウトされてバレンシアガのモデルとしてパリコレのランウェイを歩きました」。ラッパー・プラズマのTwitterでの呟きが話題になっている。
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プラズマが所属するユニット・g.a.gのTwitterアカウントでもランウェイを歩くプラズマの動画がアップされており、その雄姿を確認することができる。
腰まで伸びた長い髪、痩せた肢体、薄い眉。持ち前の独特な風貌を活かしながらバレンシアガの服をしっかりと着こなしており、その魅力を引き立てている。パリコレ、しかもバレンシアガのランウェイに、本職のモデルでもないプラズマが高円寺でスカウトされて出演。世の中には本当にそんなことがあるのだと人々は驚かされたことだろう。
今回初めてプラズマを知ったという人も少なくはないだろう。プラズマはHOSHIKUZU4やNATURE DANGER GANGの一員として長らく活動していたラッパーだ。
特にNATURE DANGER GANGはジャンルに囚われない楽曲とメンバーのパワフルなパフォーマンスで話題を集め、カルト的な人気を誇っており、プラズマもMVではすでに異様な存在感を放っていた。
その後、惜しまれながらもNATURE DANGER GANGは解散してしまったが、プラズマ自身もソロ活動を継続しており、コラボ曲などを中心に積極的に活動している。
umanecoのichiyonやRAP BRAINSのRYUKI、KAIMANとコラボしたPISS AND THE SPLASH OF GENIUS、在タイ日本人ラッパーのMek Piisuaの「Out of Japan」、KMCの「ゴーストバスターズのテーマ(行くぞ!ゴーストバスターズ!) 」にも”お化けのプラズマ”として参加。
高い声質、高速で小回りの利くラップスキル、そしてその外見も含めてラッパーとしてHIPHOP界隈でも注目を集める存在だ。あっこゴリラやMOUSOU PAGERのshowgunn、さらにはあのSKY-HIことAAAの日高光啓といったアーティストとも親交が深く、「知る人ぞ知る」存在であり続けている。
現在は元NATURE DANGER GANGのメンバーで、ブラックな笑いを意識したパフォーマンスでSNSを中心に人気を集める芸人・ぼく脳らとg.a.gというユニットを組んでおり、トラップ曲「餃子」などを発表している。その「餃子」に関しても、「『金儲け』を意味する指先をこすり合わせるラッパー特有の仕草で餃子を作る」というギャクをテーマに歌うなど他に見ない路線を歩んでいる。中でも6IX9INEの「Kooda」のカバーはエッジが効いたリミックスとなっていて、g.a.gの三人の持つ勢いが爆発した仕上がりになっている。
高円寺でスカウトされ、バレンシアガのパリコレデビューとなった現在のシンデレラボーイ・プラズマ。これからのアーティストとしての活動にも大いに期待したい。(鼎)