スタジオジブリの新作アニメ「アーヤと魔女」劇場公開、宮崎駿「手放しで褒めたい」
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「アーヤと魔女」ポスタービジュアル
宮崎吾朗が監督を務めたスタジオジブリの新作長編アニメ「アーヤと魔女」が4月29日に全国の劇場で公開されることが明らかに。予告編と特報、劇場版のポスタービジュアルが到着した。
映画「ハウルの動く城」の原作者としても知られるダイアナ・ウィン・ジョーンズの遺作となった児童文学をもとにした本作。YouTubeで公開された予告編には、魔女の娘とは知らずに育った少女アーヤが、奇妙な家で意地悪な魔女と暮らすさまが切り取られた。宮崎駿が企画を担当し、寺島しのぶ、豊川悦司、濱田岳、平澤宏々路がキャストに名を連ねている。
2020年12月30日にNHK総合で放送された「アーヤと魔女」。当初から映像・音響を映画基準で制作しており、劇場公開にあたって、一部新たなカットが追加された。宮崎駿は「今回CGを使うということで、どういう風にやるんだろうと思っていたけど、出来上がったものを見て、不満がなかったです。鉛筆で描かなくて、CGであることによって、解放されています」と述べ、「映画は面白かった。とても良いスタッフがそろって、作品が持っているエネルギーをちゃんと伝えていて、面白いんです。本当に手放しで褒めたい。単純に面白いと言えるのは、良いことなんです」とコメント。宮崎吾朗は「大きなスクリーンで観るアーヤは音も格別です。沢山の方に観ていただけることを心から願っています」と思いをつづった。
なお本作の劇中歌は劇伴音楽を担当する武部聡志率いるスペシャルユニットが演奏。インドネシア出身のシェリナ・ムナフがボーカル、GLIM SPANKYの亀本寛貴がギター、Mrs. GREEN APPLEの高野清宗がベース、シシド・カフカがドラム、武部がキーボードで参加している。
※高野清宗の高は、はしごだかが正式表記
宮崎駿 コメント
「アーヤと魔女」の児童書に出会ったとき、こんないい企画はないと思いました。
アーヤのしたたかさというのは、ずるいということじゃない。
昔はみんな持っていて、なぜか無くしてしまったもの。
こんな時代を生きるために、必要なことなのです。
今回CGを使うということで、どういう風にやるんだろうと思っていたけど、
出来上がったものを見て、不満がなかったです。
鉛筆で描かなくて、CGであることによって、解放されています。
映画は面白かった。
とても良いスタッフがそろって、作品が持っているエネルギーをちゃんと伝えていて、面白いんです。
本当に手放しで褒めたい。単純に面白いと言えるのは、良いことなんです。
宮崎吾朗 コメント
アーヤを劇場で上映していただけるなんて、本当に幸せです。
大きなスクリーンで観るアーヤは音も格別です。
沢山の方に観ていただけることを心から願っています。
鈴木敏夫(プロデューサー)コメント
昨年末、沢山の人に観てもらった、アーヤ。
コロナの空気を吹き飛ばすアーヤの元気な姿を、ぜひ映画館で観てください。
(c)2020 NHK, NEP, Studio Ghibli