「はるヲうるひと」公開日決定、監督・佐藤二朗が「奇跡のような作品」

佐藤二朗が原作・脚本・監督を担当し、山田孝之が主演を務めた「はるヲうるひと」の公開日が6月4日に決定。佐藤のコメント動画がYouTubeで公開された。

2020年5月の公開を予定していたものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で封切りが延期となっていた本作。佐藤が主宰する演劇ユニット・ちからわざの舞台をもとに、架空の島の売春宿で死んだように生活する3兄妹が、生き抜こうともがくさまがつづられる。山田のほか佐藤、仲里依紗、今藤洋子、笹野鈴々音、駒林怜、太田善也、向井理、坂井真紀が出演した。

映像の中で佐藤は「役者それぞれが、簡単には登れないような山に、それぞれ生傷を抱えながら、自分が生きるために必死に登り詰める。そんな芝居を役者全員がした、奇跡のような作品だと思っています」と自信をのぞかせる。さらに「架空の売春宿という独特の空間を舞台にしたこの映画を、映画館という日常とは違う何物にも代えがたい空間でご覧いただきたい、そう思っています」と語った。

「はるヲうるひと」は東京・テアトル新宿ほか全国で公開。

※「はるヲうるひと」はR15+指定作品

(c)2020「はるヲうるひと」製作委員会