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「ファーストラヴ」北川景子が全員の愛に感謝!中村倫也、芳根京子、窪塚洋介ら集結

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「ファーストラヴ」初日舞台挨拶の様子。左から木村佳乃、芳根京子、北川景子、中村倫也、窪塚洋介、板尾創路。

「ファーストラヴ」の初日舞台挨拶が本日2月11日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、キャストの北川景子、中村倫也、芳根京子、窪塚洋介、板尾創路、木村佳乃、監督の堤幸彦が登壇した。

島本理生の同名小説を映画化した本作は、公認心理師の真壁由紀を主人公にしたサスペンス。実の父親を殺した女子大生・聖山環菜の心理へ迫っていくうちに、由紀が自身の“ある記憶”を呼び起こしていくさまを描く。北川が由紀、中村が由紀の義理の弟である弁護士・庵野迦葉を演じたほか、環菜に芳根、由紀の夫・真壁我聞に窪塚、環菜の両親に板尾と木村が扮している。

イベントではタイトルにちなんで登壇陣が愛にまつわるエピソードを語った。北川は「つい最近プライベートであったこと」として、木村と連絡を取った際のことを述懐。「『景子ちゃん、大丈夫? 疲れてない』とお電話をいただいて。その声が優しくて、ちょっと泣きました。電話のあと、がんばろう!と思えて。本当に優しい方です」と話す。木村は突然の告白に「どうしよう。内緒にしていた話が……私は野太い低い声なのに」と謙遜。昨年9月に第1子を出産した北川を思いやった行動だったそうで、木村は「まだお子さん小さいだろうし絶対大変だろうと思って……出しゃばったマネして、恥ずかしくて汗かいてきました」と続けた。

続いて中村は「観た方はわかると思うんですけど、エンドロールでもお芝居があるんです。監督から10行以上のセリフを渡されて。台本にはない部分だったのでゾッとしました(笑)」と述懐。堤の「迦葉の働いてるところを見せたい」という意図だそうで、中村は「映画の本編では描かれてないところを描いたら面白いんじゃないか、と。監督のそのアイデアにすごく愛を感じましたね」と感謝を伝える。堤は「ドラマで弁護士が活躍するのは見るけど、本当のところはどうなの? 臨床心理士と公認心理師はどう違うの?とか。取材を進めていく中で仕事のほんの一端を見せたくなったんです」と、その真意を明かす。中村は「全国に7万人いる弁護士と公認心理師の方にはぜひ観ていただきたいですね」と期待を込めて語った。

北川を親しみを込めて「景さん」と呼ぶ芳根は「私自身も景さんからたくさん愛をいただいたし、環菜も真壁先生からたくさん愛をいただいた」と発言。芳根が熱視線を向ける北川の横で笑みをこぼす中村は「いや、芳根さんが北川さんのこと好きすぎるんですよ。さっきから北川さんが口を開くたびにパッと見て静かにうなずいてる」と笑う。芳根は「中村さんが北川さんのことを『景ちゃん』と呼んでるのがうらやましくて……私もまねして『景さん』と呼ばせてもらってるんです」とほほえんだ。約12年ぶりに堤とタッグを組んだ窪塚は「現場に向かう心構えや心意気。当時、堤監督から感じていたものがより燃え盛ってる印象を受けて」と述べつつ、スタッフ・キャスト全員に感謝を伝え「今、この場所でも愛を感じてますね」と語る。

板尾は映画にちなんだ“裁判風のエンタテインメント”だったという打ち上げを回想。「監督がスタッフをねぎらいながら、面白おかしく裁くみたいな。そういうイベント事のような打ち上げも今は少ない。クイズ形式だったんですが、景品が高級食パンで。高級食パンって意外とうれしいので、みんな必死に正解を狙う。優しそうなふわふわしたパンで、それが(この現場の)すべてを表してるような。そんな感じがしましたね。結局、もらえなかったんですけど」と振り返った。

最後に北川は「届かなかった愛だったり、受け取れなかった愛だったり。この映画が描くのは、いろんな愛の物語。私はここにいる皆さんと作品を作ることができて、支えてもらいながら主演としてたくさんの愛をいただけた。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と語り、イベントの幕を下ろした。

「ファーストラヴ」は全国で公開中。

(c)2021「ファーストラヴ」製作委員会