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ジャニーズWEST、いつまでも輝きを失わない7人の個性 『レコメン!』結成記念日SPは“らしさ”詰まった時間に

音楽

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リアルサウンド

 ジャニーズWESTの桐山照史・中間淳太がパーソナリティを務めるラジオ『レコメン!』(文化放送)2月5日放送回では、「ジャニーズWEST結成記念日スペシャル」と題して、ジャニーズWEST全員が集合。ジャニーズWESTの“らしさ”が詰まった時間となった。

 ちっとも一致しない7人の個性が一緒に歩む奇跡

 「(渋い声で)どうも、濵田崇裕です」「続きましてー、重岡大毅でございます、ぷーぷーぷー!」「神山智洋だぜ! YEAH!」「どうもー、藤井流星でーす」「フライングゲット! 小瀧望です!」とハイテンションな挨拶と共に登場したメンバーたち。

 スタジオにいる桐山・中間をのぞく5人は、リモートでの参加にも関わらず、濵田はスパイダーマン姿、神山は愛するペットを連れ立ってカメラの前にスタンバイするなど、相変わらずサービス精神旺盛だ。リスナーに見えなくとも、まずはメンバーを楽しませたいという気持ちが溢れているのが、実にジャニーズWESTっぽい。

 2月5日の結成記念日に、ラジオのスケジュールが重なるというのも、まさに“持ってる“といえる展開。重岡の「リモートでやってるけど違和感ないねんけど、おうちでやっててすごい楽しいんですけどー!」という言葉にあるように、距離など感じさせないトークのテンポもジャニーズWESTならでは。

 早速、「付き合う前の好きな子に振る舞いたい“モテメシ”は?」という話題になると、濵田は「カレーライス」、重岡は「お寿司」、神山は「オムライス」、藤井は「ビーフシチュー」、桐山は「パスタ」、中間は「鍋」、小瀧は「ハッシュドビーフ」と、1人もかぶらない7人7色の個性が炸裂。

 「カレーはがっついてるとこ見せたくないんちゃう?」と指摘された濵田が「じゃあ、一口カレー!」と調整するも「飲みの締めやないか! 酒の飲まんヤツが言うな(笑)」と中間からツッコまれたり、藤井が「色が似てるから」という理由で「ビーフシチュー」と「ハンバーグ」を言い間違えていた天然っぷりを思い出し笑いしたり、中間の「鍋」に重岡が「闇鍋? 光鍋?」とウザ絡みしてみせたりと、いつもの調子で小気味良い掛け合いが次々と飛び出す。

 また、「一番踊るのがハードなシングル曲は?」「7人の一番の思い出の場所は?」と、7人の意見が一致するかを試すゲームに突入してもやっぱり合わないジャニーズWEST。(ちなみに「一番踊るのがハードなシングル曲は?」の解答は「Big shot!!」→重岡、桐山、神山、「逆転Winner」→中間、濵田、「プリンシパルの君へ」 →小瀧、「おーさか☆愛・EYE・哀」→藤井。「7人の一番の思い出の場所は?」の解答は「京セラドーム」→神山、「ハワイ」→藤井、濵田、「日生劇場」→中間、小瀧、「松竹座」→重岡、「もんち(神山)の家」→桐山だった。

 番組の流れとしては「大事故」と呼べるものなのだが、これだけ個性が違う7人が揃っているなんて「奇跡だ」と笑い合う。一人ひとり違うから楽しいし、7人一緒だから歩いていける。そうして進んできたのが、ジャニーズWESTの軌跡なのだ。

「ジャニーズWESTは、このままでいきましょうね」

 関西ジャニーズJr.時代から数えると、実に15年あまりの付き合いになるメンバー。もはや家族のようなメンバーだからこそ、「加齢臭がしたら言い合おう」なんていう話も飛び出す。今のところ「みんな大丈夫」という話に落ち着いたのだが、やはり年齢を重ねると回復力が衰えてくるため、ベストコンディションを維持するためにも肉体のケアは必須だと訴える年長チーム。

 32歳の濵田はストレッチをしないとダメだと強調し、31歳の桐山は犬の散歩をしただけでスネが筋肉痛になったとこぼす。また、以前はコンサート後に夜ふかしして映画を見ていたけれど今はすぐに寝るようにしていると、27歳の藤井も「そろそろ出始めた」と続く。ならば藤井よりも年上となる28歳の重岡も自覚があるのかと話を振るも、「永遠のアイドルやから! キラキラ18歳やから!」と重岡らしい返答が。

 ひとつのテーマから、いくらでも話が広がっていくジャニーズWESTのトーク。そんな今のジャニーズWESTを神山は「オードブル」と例えた。この神山の“たとえ熱い話”は、過去にも1年目は「ひまわり」、5年目は「丼」と続いてきたもの。前回と同じ食べ物が出てきたことに楽しくなってしまった重岡が「食べ物に例えるやり口は変わってないな」とツッコミを入れて笑いを誘う。

 さらに、3月17日にリリースされる最新アルバム『rainboW』より、リード曲「Rainbow Chaser」が流れると、濵田が「“Rainbow Chaser”の意味が、夢追い人なんですよ。もう好きなら好きでいいから、好きを突き詰めた、そのトップに立った男たち、そうそれがジャニーズWEST! って言われるような俺たちでいるっていうのはどうだい?」とメンバーに語りかけ、「おー、いいよー!」と沸いてみせる。

 そして、エンディングも濵田の「We are the Rainbow Chaser! よぉ〜!」と1本締めで締めくくると、「濵ちゃんって全然変わらんなって思った」(重岡)、「可もなく不可もなくってこのことやな(笑)」(小瀧)、「濵ちゃんはそれでいいのよ」(神山)と相変わらずなピースな展開に。そんなメンバーの声を聞いて「WESTはこのままいましょうね」と愛しそうに語りかける姿が印象的だった。

 何事も激しく変化していく世の中で、その良さが変わらないというのも貴重なことだ。全く違う個性が、お互いを楽しませ、その姿がさらに多くの人を元気にしていく。そんなジャニーズWESTのパワーがギュッと詰まったような時間だった。この先何年経っても、見上げればそこに色濃く鮮明な7色の虹が輝き続けることを願わずにはいられない。